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『麻呂子親王の墓を見下ろす』葉山神社

2016年3月7日 / 丹後の神社, 神社・歴史

丹後町の是安に鬼退治伝説の主人公である
麻呂子親王の墓があると教えてもらっていたのですがそれがイマイチ何処かが
把握しきれずにいました。この近くへ配達に行く機会がありお客様に
教えてもらって行ってきました。

 

田んぼの中の一本道を抜け小山を登り

 

1357

 

墓地を抜け一本道を更に進みますと
山の中腹に平らな土地が現れ

 

1358

 

なんと!

 

1359

 

朽ちたお寺の様な建物があります。

 

1360

 

神宮寺の観音堂の跡の様ですね。
この時、やっと気が付きました。鬼伝説に出てくる丹後七仏薬師が
祀られていた神宮寺とはココの事だったんですね。残念ながら以前写真で
みたお堂の形は維持出来ておらず残念なことに・・・。かなり昔から
既に廃寺だったようです。

 

この神宮寺跡の更に奥に

 

1361

1362

 

葉山神社(神宮神社)がありますが御神体はもうありません。
麓にある松枝神社に合祀されています。松枝神社の祭神は
松枝大明神、麻呂子親王の皇弟が祀られています。
大江山から始まり丹後町の立岩へ向かって丹後には
麻呂子親王の軌跡がたくさん残っています。

 

1363

 

神宮寺跡の奥には麻呂子親王の御廟があります。
御廟というのは御霊を祀る所と言う意味でお墓と考えても
良いのでしょうか?案内板にはお墓と書いてありますし。

 

1364

行く機会がなかなか無くてまだまだ回りきれてませんが麻呂子親王の
軌跡を追っかけております。(^^)次回は同じ京丹後市丹後町にある鬼神塚へ
行ってみたいと考えております。

 

御祭神 不明
京都府京丹後市丹後町是安小字神宮  葉山神社(神宮神社)※現在は松枝神社へ合祀

 

 

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鬼伝説と大名行列『美多良志荒神』

2015年6月23日 / 丹後の古墳・史跡, 丹後の神社, 神社・歴史

大江山の山中に仏性寺と居場所があります。鬼伝説と
密接な関わりのある場所です。二瀬川という美しい渓谷があります。
その川沿いに石畳の道があります。これは今のアスファルトの
舗装された道路ではなく昔の宮津街道にあたり、ココを宮津藩
京極家の大名が参勤交代に江戸へ向かった道になります。
ということはこの道を・・・

『大名と鬼が歩いていた!』

話によるとこの石畳は昔のままだとか
当時のものがそのまま残ってるなんていいですね~!

この道沿いに美多良志荒神があります。
荒々しい黒木鳥居です。

山肌には結構、ゴツゴツとした岩が目立ちます。
ココを暫く登って行くと

小さなお社があります。これは丹後の2番目の鬼伝説
麻呂子親王(聖徳太子の異母弟)が大江山へと鬼退治に
やってきます。 英胡、軽足、土熊という三匹の鬼に率いられた
鬼神たちは妖術を駆使し、麻呂子親王は攻めあぐねます。

すると・・・。額に鏡を付けた2匹の白犬が現れ、鏡で照らすと
鬼たちは姿を消すことが出来なくなってしまったそうだ。

神話でも絶体絶命のピンチにこういうお助けマンが
現れるパターンは結構有りますね。話はそれましたが
その鏡を祭ったのがこの神社と言われております。
闇を照らして光を与える神として信仰の厚いそうです。

少し離れたところにはこんなのがあります。
近くに源頼光が腰掛けた岩があるので酒天童子の
足跡とされてるんじゃないかと思います。

御祭神  白犬のご神鏡
京都府福知山市大江町仏性寺 ?  美多良志荒神

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土蜘蛛が眠る場所でゴミ拾い『立岩』

2014年9月29日 / 丹後の古墳・史跡, 神社・歴史

昨日は京丹後市商工会青年部主催のイベントで
京丹後市内の小学生たちと海岸清掃をしてきました。
砂の上というのはなんと歩きにくい事でしょう…(^^;

疲れますね。そして日差しもつよいし…。
帰ってから仕事をするつもりが居眠りしてしまいました。

先日の台風の影響なのでしょうか?
例年に比べて目立ったゴミが少なめのようです。

休憩中の一コマ。
地元の少年野球チームのみんながユニフォームで
参加してくれました(^^)我ながら良い写真かと

これが『立岩』です。丹後の歴史的名勝ですね。

何故なのか?ここには『土蜘蛛』と言う鬼が封じ込められ
眠っている場所です。土蜘蛛は丹後の鬼伝説の鬼にあたります。
表向きには鬼は里に降りてきて悪さをする悪の象徴の様に
言われますがそうではありません。鬼は製鉄技術集団の事を
指しています。鬼の顔が赤いのは製鉄に火を使うからです。
丹後の製鉄技術を奪いに来たのです。

鉄の民。製鉄集団です。鬼が金棒をもってますね。
鉄を持ってるって事なのでしょう。

伝説上は…

大江山に、英胡(エイコ)・軽足(カルアシ)、土蜘蛛(ツチグモ)の
三鬼を首領とする多くの鬼が棲み、丹後はむちゃくちゃに
なっていた。そこへ聖徳太子の異母弟、麻呂子親王が鬼退治に
やってきたわけです。

土蜘蛛以外の鬼は討ち取られてしまいました。土蜘蛛は生け
捕りに…土蜘蛛は他の仲間の助命を懇願した。そこで出された条件。
一晩のうちに七体の薬師如来像を安置する寺を立てたら命を
助けるという。土蜘蛛は7つの寺を建て、その後この岩に封じ
込められたのです。

立岩のある丹後町間人(たいざ)。穴穂部間人皇女にちなむ地名です。
この皇女は聖徳太子の母です。蘇我氏と物部氏との対立を避けて
ここへやってきたとも言われています。丹後というのは物部氏が
繁栄していた土地。麻呂子親王が攻めてきて薬師如来像を安置
する寺を建てさせました。鬼退治伝説の側面には仏教を巡る
攻防戦もあったのかもしれませんね。

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