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豊受大神に始まる

2015年2月14日 / 丹後の歴史, 日々の話

先日、豊受大神をお祀りしている比沼麻奈為神社から
御札を頂きましたので大事にお祀りさせて戴くことに(^^)
我家には神棚がありお祀りをさせて頂いておりますが
お店の方にはそういった事をしておりませんでしたので。

簡易的ですが榊とお札立をご用意させてもらい
南方向へ向け高い位置にてお祀りをしました。(^^)
ちゃんとした神棚ではなく、神具も揃っておりませんが
せめてもの気持ちです。

豊受大神は正史にはあまり出てきません。古事記では
1回だけちょっと出たっきりだったと思います。
でも日本を代表する伊勢の外宮の主祭神として
祀られております。きっと伊勢へ移られるに当たって
とても大切に迎えられたのではないかと思います。

諸説ありますが豊受大神が御鎮座していたのは
恐らく峰山町の五箇近辺だと想像しますし、
豊受大神が稲作を始められた場所でもあります。
それを物語るかの様に竹野川流域の神社には豊受大神が
祀られております。

五穀豊穣の食物神、食物を作る農業神、また取れた米で
お酒を作るお酒の神、織物、養蚕、製鉄…様々な顔を持つ神である
豊受大神が丹波の国の繁栄に大きく寄与したことは間違いない
思います。豊受大神を抜きにして丹後を語る事は出来ません。

これからの丹後の繁栄を願って…。

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『丹後の鍵を握る神社』宇良神社

2014年11月15日 / 丹後の歴史, 丹後の神社, 神社・歴史

前回、参拝をした時は本殿の茅を吹き替えているところでしたが
綺麗な屋根になっておりました。

この宇良神社は社伝によると825年に
浦嶋子を筒川大明神として祀ったのが始まりだと
言われておりますがこれは浦嶋子が帰ってきて
祀られたのが825年で実際もっと古い神社だと
思います。

日本書紀の雄略記に浦嶋伝説(浦島研究所様のサイト)の話が
出てきます。そこには雄略22年(478年)7月に釣り上げた
亀が女性に変身し、その女性を娶る。その男は筒川村の
水之江浦嶋子と言う。

今日は水量こそ少ないものの布引の滝という雨後にだけ
水が流れる滝があります。その水が流れ落ちるその辺りを
水之江と言うそうです。この辺りは地質学的には鉄はない
のですが面白い事にこの水之江には鉄に纏わる地名が沢山
残っているそうで…。

話が飛んでしまいまいましたが同じ雄略22年に豊受大神は
丹波の国から天照大御神に呼び寄せられて宇治山田へ行きます。
同じ雄略22年にです。しかも同じ丹波の国の話。豊受大神の
遷宮と浦嶋伝説はリンクしている様に思えます。

宇良神社の直ぐ側に本庄宇治と言う地名があります。外宮は
宇治山田にあります。この”宇治”の繋がりは気になります。
宇治といえば宇治土公、伊勢の猿田彦神社の社家です。宇治土公は
磯部氏の子孫であり、海人族であり丹波の国にルーツがある
なんて説もあります。

豊受大神の遷宮と浦嶋伝説は何らかの形でリンクしている
かと思いますし、それにちなんだ興味深い事が宇良神社のある
伊根には沢山あるようです。宇良神社の事が判れば丹後の歴史を
紐解くことが出来るのかもしれません。

はやり浦嶋伝説があるだけあって拝殿には”亀”だらけです。

農作業中などに亀を見つけると地域の人達は
宇良神社境内にある池に亀を持ってくるそうです。
昔は網にウミガメが引っかかると神社に連れてきて
お神酒を口付けさせてまた海に返したとか…

宇良神社はとても興味深い神社です。
お参りされることをオススメいたします。

御祭神 浦嶋子

京都府与謝郡伊根町本庄浜191  宇良神社

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丹後六大社の1つ『大川神社』

2014年10月26日 / 丹後の神社, 神社・歴史

舞鶴市の由良川のほとり一際、大きな神社があります。

一番最初に目に飛び込んでくるのはやはり
この茅葺きの社務所?それとも宮司さんの
お住まいなのかは解りませんがこれは素晴らしいです。
屋根のコケの生え具合など最高ですね(^^)

一の鳥居から本殿までの道のりは微妙に
ジグザグ形になっており、石垣でガッチリと
固められている様な感じがします。まるで
城塞のようです。

この朱塗りの両部鳥居(二の鳥居)も威厳があります。

神社の裏手は山。そりゃ、猪、熊、鹿だっています。
秋の野山はスズメバチにも気をつけなくちゃなりません。
田舎の神社へ行くには命がけ!(^^;

御神木、大ケヤキ必見です!素晴らしいです。

いつも気になるのですがとんでもない場所に
貼ってある”千社札”どうやって貼るのでしょう?
真夜中こっそりとはしごを持ち込んではるんでしょうか?

拝殿も流石、規模が大きいです。神社彫刻は大原神社っぽい?
丹後には大社が七座あります。籠神社(一宮)大宮売神社二座(二宮)
大虫神社、小虫神社、竹野神社、そして大川神社。で竹野神社以外は
名神大社でその中の1つに当たる神社です。当然、歴史も古い神社です。

おもしろいのが大川神社の社伝。凡海郷様のHPより抜粋させて頂きます。

顕宗天皇の元年三月に、由良川域の漁師野々四郎が漁を営んでいたところに、
『金色の鮭に乗り、右手に五穀の種、左手に蚕を携えた神』が川下から現れて、
野々四郎に「当地に鎮座したいので社殿を造営せよ」と託宣したのが大川神社
の起こりだそうです。

神社の創建は485年とかなり古いです。右に五穀の種、
左に蚕を携えた神が海(由良川河口)からやってきたとなります。
五穀豊穣、養蚕、だから主祭神が保食神(豊受大神)なのでしょうね。
ですから、この辺りの由良川流域の丹後・丹波地域では鮭を捕獲して
食することを禁じている地域があるそうです。

その鮭に乗ってやってきた神様というのが
なんと冠島からだそうで・・・!興味深いですね!

冠島といえば籠神社の御祭神、彦火明命降臨の地です。
徐福上陸の地、新井崎神社も冠島の方を向いている様に
見えます。また出口王仁三郎の修行の地です。ここには
何か丹後の秘密が隠されているのでしょうか?

御祭神 保食神
相殿  句句廼馳神(木神)、軻遇突智神(火神)、埴山姫神(土神)、金山彦神(金神)、罔象水神(水神)
京都府舞鶴市大川徹光山169-1 名神大社 大川神社

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