睡眠中に脳は勝手に掃除がされている
2015年11月9日 / 睡眠改善
昨日、とある場所(別に秘密じゃありませんが)で
日本睡眠教育機構の睡眠健康指導士上級スキルアップ講座を
朝の9時から夕方の5時までみっちりと受けて来ました(^^;
医師、学校教諭、看護師、介護士、心理カウンセラー・・・。
職種も様々で皆さん、自分の仕事から見た睡眠の捉え方と
いうのがなかなか面白く勉強になりました。
講義が始まる前にチラッと先生が仰ってたのが高齢者の認知症予防の話。
2015年の厚生労働省の65歳以上の認知症有病者数は全体の15%439万人!
前々から認知症と睡眠には深い関係性があると言われています。
特に認知症だけではなく肥満、糖尿病、心臓疾患・・・。様々な疾病と
関連性が強いのです。話はそれましたが
睡眠には日中にフル稼働していた脳を休める働きがあります。
その中に脳内を清掃しているのをご存知でしょうか?身体であれば
リンパ管があり、そこから排泄されるのですが脳には存在しません。
脳脊髄液(脳の中にある無色透明の液体)これが老廃物を回収して
くれています。この回収は何時、行われるのか・・・。
『睡眠時です!』
起きている時は脳はフル稼働しているため、老廃物の清掃活動が
出来ません。脳が休んでる睡眠時に行われます。ということは・・・。
十分な睡眠が行われていないと脳の中が老廃物で汚れてくると
言うことです。この老廃物はアミロイドベーターというそうですが
これが蓄積されてくる事がアルツハイマー病に影響を及ぼしているのでは
ないかと言われています。
この脳内を睡眠時に自動でクリーニングをする働き、
加齢とともに衰えてきます。30~40代から質の良い睡眠を
キチッと取ることによってかなりの認知症リスクの低減になりうるんです。
米科学誌サイエンスに論文が掲載されていたそうです(AFP通信:脳の老廃物排出、就寝後にスピードアップ)
睡眠は大事ですと言われていますが、研究が進めば進むほど
より、重要な事が解ってきます。知れば知るほど睡眠は疎かにできませんね。
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