メーカーさんに今年入荷分で気になる羽毛の
サンプルを何点か送って貰い、元々扱いのある
羽毛と比較をしておりました。
サンプルで送って頂いた分は
概ね良い感じで、思っていた以上でした。
なので従来からずっと定番にしていた羽毛を
定番から外そうかと考えております。
特にこの見事に絡むスティッキーダウン!
いいですねぇ( ̄ー ̄)ニヤリ
僕はスティッキーダウン好きです。
近いうちにオリジナル羽毛ふとんの
ラインナップの動向を纏めます。
急がないと時間ないですし(><)
さて、タイトルのお話ですが
羽毛価格は上昇傾向でして今後、
一時的には下がる事があったとしても
長い目でみれば上昇していきます。今年は
昨年度から鳥インフルエンザの影響で
一気に飼育数が減ったことからグングンと
価格が上昇しています。
それに伴い、市場価格に合わせて品質を維持する
羽毛はこれから品質重視のモノと
ひたすら価格を安価に維持し品質は二の次の
価格重視のモノと今まで以上にハッキリと
区別が付いていくのでは?と思います。
通販などで見られる定価格品は価格を
維持するとなると今でもかなり品質を
低めに設定しているものを更に低くしないと
難しいでしょう。
チラッと聞く噂では
中古羽毛が新品の羽毛として安い価格で
流通しているとも聞きます。また、先日記事にした
グルーダウンはダウンのクズを接着させて
ダウンボール状にして羽毛の検査を通過させ
使用していくうちに、洗うとダウンが壊れてしまいます。
ただ単に壊れてしまうだけではなくその時に
接着させている化学物質であったり羽毛の洗浄が
悪いことからそれらによって健康被害も出てきています。
今の所、日本の羽毛ふとんでは出回っては
居ない様ですが今後出てくる可能性は否定できません。
本来、シッカリとした睡眠を取れれば
健康は維持できるものでありますが
眠る為に使う寝具によって健康を害するのであれば
それは本末転倒です。
えびすやは価格重視では販売しておりません。
品質を重視していますが、従来の〇〇〇〇産がよくて
〇〇〇〇産がダメという考え方ではなくそれは
ダウンそのものを見て善し悪しを判断した上で考えますので
中国産も結構扱います。質の良いモノはホントに良いですから。
従来よりIDFLという羽毛の国際的な検査機関で厳格に
検査され、第三国を経由しない(他の羽毛と混ざらない)
直輸入の羽毛を中心に扱っておりますが更に昨年度から
ヘルシーダウンプログラムの検査をpassしたものへと
徐々に切り替えています。
・酸素
・清潔度
・油脂分率
・㏗値
・タンパク質含有率
・鳥抗原抗体検査
・ダニ害虫アレルギー源検査
・バクテリア数
・菌検査
・微生物数値
こういった検査項目をpassしなくてはなりません。
昨今、羽毛が原因でアレルギーを発症する事を
耳にすることがありますがその殆どの原因は
羽毛そのものではなく付着する夾雑物(鳥のフケや垢などのゴミ)
などが原因です。洗浄は健康に影響するしないだけではなく
水分率や油脂分率をどうするかで品質への影響が
出てくるとても重要な工程です。
羽毛のお話をしてきましたがそれ以外にも
羽毛ふとんの善し悪しを決める要素があります。
それは側生地と縫製です。
側地は最低限でも綿100%です。
最近はコスト低減の為にポリエステル混のものが
増えてきてますが、吸湿が悪い上に
通気性も悪い。羽毛の吸湿発散性が活かされません。
羽毛ふとんは単に保温力があればよい訳ではなく
身体から発する汗(不感蒸泄)をどう外へ出すかも
快適に眠る重要な要素です。
そして、縫製。これあまり重要視されてませんが
大事ですよ!物凄い良いダウンを使った羽毛なのに
縫製の仕方に問題があり、保温性が低くなっているものを
見掛ける事があります。
えびすやのオリジナル羽毛ふとんは
こういった事を考え、お作りさせて頂いてます。
専門店として出来る限り快適にお使い頂きたいと
思っております。
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