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寝具製作事例No.176『この際なのでちょっとレベルをアップした羽毛ふとん』

2022年3月27日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 羽毛製品

皆さんも既に実感をされてることと思いますが
様々なものが値上がりしています。特定のものが
値上がりするのではなく満遍なく値上がりしています。
これは弊店も例外ではなく様々な寝具が値上がりします。

 

 

 

値上げの案内のFAXや封書にはもう慣れてしまいました。
既に値上げ済のものもありますし恐らくこれから近いうちに
連絡が来るであろうものもありますし、3~5月に
掛けて価格訂正をしなくちゃなりません。今はまだ値上げ
せずに済むものもありますので既に必要があるものに関しては
早めにご相談頂ければ可能なものは対応させて頂きます。

 

 

 

さて
弊店では様々なオリジナルの寝具を扱っておりますが
原料価格は耳の痛い話、材料があって手に入るのはまだしも
取扱いが無くなり手に入らなくなる材料、手に入れにくくなるもの
もありますので使用変更を迫られるものもあります。
そこで今回、試作をしてみたのが

 

 

 

 

 

ドイツ産のホワイトダックです。結構パワーがあり
よく膨らみます。今回、ドイツ産のホワイトダックを使った訳は

 

 

 

 

 

ヘルシーダウンと言いまして国際羽毛試験監査機関によって認められた
酸素・清潔度・油脂分率・PH値・タンパク質含有率・鳥抗原抗体検査・
ダニ害虫アレルギー源検査・バクテリア数・菌検査・微生物数値が
基準値以下である事が認められたかなり厳しい基準を満たしたダウンだからです。

 

 

 

最近、アレルギー反応を起こす方が増えてきています。
羽毛もアレルゲンではないかと思われがちですが羽毛そのものは
アレルゲンではなく不純物(鳥の排泄物、フケ、垢、餌、薬品等)の
残留が原因です。そこで、出来る限り安心して使って
頂ける様にとの意図で選択しています。

 

 

 

生地は綿100%(弊店は綿100%の生地のみ使います)
平織で丸洗いに比較的強く(ご家庭は✕)、軽いのが特徴です。
ただ欠点としては生地が硬めです。使い込めば
それなりにはほぐれます。

 

 

高価な材料は使っているわけではありませんので
リーズナブルですが気遣いをした羽毛ふとんです。
4月から定番にしたいと思っております。

 

 

 

えびすやの得意な仕事

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら

 

 

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羽毛ふとんを買う時の大事なポイント

2021年12月9日 / 寝具のこと, 羽毛製品

年の瀬が迫り、寒くなってきますと
通販や寝具売場では冬用の寝具をよく見かける様に
なってきます。そこで売り場や紙面のスペースを
沢山とるのが羽毛ふとん。

 

羽毛ふとんは安いのは1万円を切るかと思えば
百貨店に行けば100万円を超える羽毛ふとんもあります。
一体何が良いのか分からなくなってしまいますよね(^^;

 

 

 

中身の羽毛の品質や縫製の仕方など羽毛ふとんを
構成する要素は沢山ありますがまずは簡単に解るのが

 

 

 

 

側生地が何で出来ているかです。
最近、手頃な羽毛ふとんは殆どがポリエステル製です。
綿15%、ポリエステル85%なんてのが多いですね。
ポリエステル100%と言うのもよく見かける様になりました。

 

 

 

ここ数年、羽毛の相場は様々な要因によって徐々に相場が上昇しています。
ちょっと前に羽毛の産地偽装の問題の根底もコストを下げる為です。
このポリエステルの側地を使う事の目的もコストを下げる事です。綿100%と
ポリエステルの側地では値段が全然違います。

 

 

最近、よく見るパワーアップ加工。羽毛本来の力を引き出す加工と
いう訳ではなく輸送コストを下げる為にカンカンに圧縮してコンテナに
詰め込む為、羽毛が圧力でつぶれてしまっているのです。それを
スチームなどで復元させる為の工程です。同じメーカーが製造していても
グレードの高い羽毛ふとんでは行われていない加工です。コストよりも
余計なストレスを掛けない事を考えての事なのでしょう。

 

 

 

 

企業努力でコストを抑える事は必要な事ではあると思います。
しかし、専門店としては眠りを邪魔する寝具は販売したくないのです。
えびすやでは綿100%の側地のみを扱っています。
ポリエステル製の生地よりも値段は高くなります。
綿100%のものを使う事に意味があります。

 

 

ポリエステル製生地は

 

 

◎吸湿性が無く、通気性が悪い。
◎そのため長所である調湿性が生かされない為、羽毛の良さが死んでいる

◎生地から羽毛が噴出しやすい
◎蒸れやすく、生地表面がベトつきやすい。
◎静電気が起きやすい。

 

 

 

値段が安い、軽いといったメリットはありますがおススメは
出来ません。また、コストを抑える事が目的ですから
羽毛も品質の良いものが入っているとは考えにくいのです。
そうなってくると羽毛も成熟度が低く壊れやすい物や
臭いがきつかったり(洗浄不十分・未成熟ダウンの使用)
するケースもあるでしょう。そうなると保温力も低くなります。

 

 

 

価格最優先で購入されるのであれば
ポリエステル製の生地を使用された羽毛布団を
買うのも良いかと思いますが日々の温かさ、快適さを
求めるのであればおススメ出来ません。最低限、綿100%
の製品をお勧めします。しかし、綿100%だからといって
必ず良いというわけではなく一つの最低限の目安です。
中身の羽毛の質、側生地の重さやフィット感、縫製の仕方などに
より寝心地は全然変わってきます。

 

 

 

安さには安さの訳がある事をご理解ください。

 

 

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寝具製作事例No.172『こたつふとんのお仕立て』

2021年10月21日 / えびすやにあるもの, 綿製品

打ち直し綿をお預かりして
半分、打ち直し綿、半分は新綿で
こたつ布団をお作りしました。

 

 

 

大判の正方形です。かなり大きいので縫製だけでも
かなり時間が掛かりました。そして、綴じです。
こたつふとんは綴じの数が多いのでこれまた時間が
掛かります。そう時間が掛かるのです。

 

 

綿は良質な綿100%の打ち直しわたでしたので
足し綿もメキシコ綿100%です。

 

 

後は掛けカバーの仕上がり待ちです。
寒くなってきましたので早く、お納めしたいですね。
カバーが早く仕上がりますように!

 

 

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各種クレジットカード・PayPay対応

ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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