新潟と丹後
2017年8月18日 / えびすやにあるもの, ベッド・マットレス, 敷ふとん, 日々の話, 綿製品
昨日、お預かりした綿の敷ふとんの中身です。
側生地から綿を取り出し、綿の中の方を見てみると
綺麗でとても良い綿でした。さすが、婚礼ふとん!
と言えるとてもいい綿でした。
しかし…。婚礼ふとん=良い綿をつかっている場合が
大多数ですが中には何とも言い難いふとんもある訳です。
例えばポリエステル綿100%のパンパンにふくらんだ
身体に全然沿わないふとん。表面は良い綿なのに
綿を開けてみると黒い使い古した綿が入っていたり…。
そういう事もあります。
昔の赤系の生地で作られた緞子のふとんが
ありましたら、仕立て直しをすれば良い
仕上がりで蘇らせることが出来ます。
さて、タイトルのお話ですが
今日、新潟県出身のお客様が来られてた時の話。
新潟は小千谷の麻の縮が有名な織物処です。それは
知っていたのですがお隣の十日町は西陣と並ぶ
織物の産地だというのはしりませんでした。
その十日町では丹後同様に井戸時代頃から絹織物が
盛んに生産されています。そういえば水戸黄門の
仮の姿は越後のちりめん問屋のご隠居だ!
という事は…。
丹後と同じく湿度が高い
という事です。絹織物の産地は湿度が高いのが
共通項。その新潟県出身のお客様(十日町の近くが
出身だそうです)が言われるには丹後の方が
湿度がもっと高いそうです。(^^;
同じ日本でも比較的温暖で湿度の低い地域と
丹後とではかなり差があり、同じマットレスなどの
敷寝具を使っても丹後の方が結露(ベタっと濡れる)、
カビを生やしやすくなります。これに家の裏手が
山であったり、川の隣、寝室が一回の北側などの
条件が重なってくると更に。
丹後は湿度が高いという前提でマットレスなどの
敷寝具を考慮して使った方が良いです。結露や
カビのご相談は実際に多いです。
えびすやで扱うマットレスは耐久性や1人1人の身体に
合わせる事を前提として湿気の事も考え扱っています。
例えば、寝返りを打つと湿気を含んだ空気が押し出される
様な構造になってて洗いも可能なマットレス。
湿気を吸湿し
発散する素材のモノ、湿気を逃がす構造のモノ。吸汗性素材に
吸湿性の高い自然素材を巻いたモノ…。湿気難い様々なマットレスを
取り扱っております。
マットレスの難しいところは単によく売れているから良いとは
限りません。自分自身の身体に合うかどうかが大事ですし
結露、カビの事(丹後は湿度が高いので物凄く大事)、耐久性
マットレスはよく考えて買いましょう!
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