神を救った巨岩伝説『阿蛇岡神社』
氷上の田園の中にはとある延喜式内社阿蛇岡神社があります。
卿や武家の崇敬が厚く、明治維新の元勲、岩倉具視は自筆の神号を奉納しています。
神社に行くと必ずすること。
本殿を参拝後、裏手に回ります。そこにおっ!と
思わせるようなものが結構あったりするんです。 ここにもありました。
これ、絶対に何かある磐座ですよ!明治神宮の
遥拝所も兼ねてるんでしょうか?あとで調べてみると・・・。
阿蛇岡神社には神を救った巨岩伝説というのがあります。
伝承によるとこの辺りで大洪水が起こり、神(木花咲耶姫)が
濁流に流されてしまったがこの岩に掴まり、助かったとか・・・。
木花咲耶姫の別名は神吾田鹿葦津比賣命 (カミアタカアシツ ヒメノミコト)と言います。
阿蛇岡神社の”阿蛇(アダ)”は吾田(アタ)から来ているのでしょう。
九州の薩摩半島に”薩摩隼人”と呼ばれる 部族がいたのですが別名、吾田隼人。
木花咲耶姫を薩摩隼人は祀っていたんですね。で、この辺りの神社で
日下部氏に関係してそうな神社に出会うのですが調べてみると日下部氏は
薩摩隼人の末裔にあたるそうだ。
日下部氏は但馬国造で丹後にも影響力を持っていた一族。雄略天皇から丹後へ
逃げてきた億計王・弘計王を匿ったのも日下部氏。丹後・丹波・但馬で
きっと大きな力を持っていたのでしょう!日下部氏。
御祭神:吾田鹿葦津比賣命
兵庫県丹波市春日町多利2467-1 延喜式式内社 阿蛇岡神社
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