羽毛ふとん解体新書
前野良沢や杉田玄白両先生の様な
立派なお話ではありません…。恰好を付けて
書いております(><)
巷でよく売れているら某リビング用品販売会社の
羽毛ふとんが不要なので処分してほしいとの事で
預かりました。お客様からも良くご相談を受ける製品です。
そんな羽毛ふとんの中身がどうなってるのか?
好奇心から中身を取り出してみる事にしました。
ポリエステル混の生地を使った二枚合わせ
タイプの羽毛ふとんです。恐らくですが
生地を見るとあまり使っていないか使い始めて
そんなに経っていない感じです。
結論から言いますと実はこの羽毛ふとんの
使い心地がイマイチだったのです。これからの時期
これで過ごすには寒いと仰られてました。それで
弊店にて新たにお買い求め頂いております(^^;
中身を取り出してみますと
価格的な事を考えると想像通り
やはりダウンが小粒ですね。
使用しているダウンは未熟なものの様で
壊れた羽毛が目立つのと羽毛に芯がありません。
水鳥の飼育期間が短くダウンが育ち切っていません。
写真には写ってませんがフェザーを芯にして
羽毛がゴロゴロと玉になっているのが目立ちました。
ダウン率が低いとフェザーにダウンが絡みやすく
羽毛の嵩減りする原因になります。
この写真は当店で定番にしているライオンヘッドという
鳥体が大きい種のグースから採取したダウンです。
全然、品質レベルが異なるので同列に比べられませんが芯が
シッカリとありますよね。これは熟成しており保温力が高い
ダウンです。
中の羽毛から考えると羽毛ふとんとしての高い保温力を
期待することは難しいかと思います。しかし、販売価格から
考えると妥当な製品と言えそうです。保温力が低い、羽毛の
良さである吸湿発散が弱いといった事が気になり、品質は
高いとは言えませんが産地偽装をしたり変に羽毛の実力以上の
過剰表示をする製品が多くあるなかダウンパワー、ダウン率
なども公表通りに見受けられ正直な製品じゃないかなと
感じられます。
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