夏の副交感神経
2016年6月7日 / えびすやにあるもの, 睡眠改善, 羽毛製品
とある刷子を見ていると面白いことが書かれていたので
簡単にご紹介します。
人体というのは寒い冬は交感神経が強く働き
暑い夏は副交感神経が優位に働きます。冬に
交感神経が強く働く意味は寒い冬に体温を
一定に保つ為です。
一方、夏に副交感神経が強く働くのは
血管を緩ませ、表面積を大きくすることで
暑い夏に対応する為に熱を逃がしやすくしています。
が・・・。
熱を逃がしやすいということは熱の影響を受けやすいと
言うことでもあります。
1日の中でも交感神経と副交感神経それぞれが優位になる時が
あります。夜間は身体を休息させるため副交感神経が
優位になります。ということは夏場の夜間はもっとも身体は
気温の影響を受けやすいということです。
カラスの行水、エアコン、冷たい飲食物を摂取で身体はとても冷えやすいと
言うことにまります。体温が低下すると免疫力が低下します。
夏は冬以上にそれらの事に気をつけないといけません。
夏バテという言葉があっても冬バテと言う言葉がないのは
そういう意味かもしれませんね。夜間の睡眠環境では安易に
エアコンに頼り切るのではなく麻などの吸湿発散の良い自然素材かつ
夏用に作られた寝具を使いポリエステルやウレタンなどの石油系の
蒸れる素材は使わないなどの寝具の工夫を心がけるようにしましょう。
今日の羽毛ふとんの見立て
羽毛ふとんのリフレッシュの依頼を受け、
中身の羽毛を取り出してみました。解りやすい事例がありましたので
ご紹介します。これは超大粒の良いダウン!ではありません…。
皮脂や汗などで汚れた羽毛や羽根が絡まり団子になった
状態のダウンです。こうなると完全洗浄(水洗い)をしてもなかなかほぐれません。
全体的に見てファイバー(羽毛が千切れてクズになったもの)が
かなり多かったのでダウンが結構ダメージを受けている様に見受けられ
リフレッシュをするかどうかのボーダーラインと判断しました。
えびすやでは実際に中を開けてダウンの状態を判断してから
羽毛リフレッシュをしております。それは『しない方が良い』『しても回復具合がイマイチ』
そういう場合があります。単に羽毛リフレッシュをお受けするというのではなく
そういったものをシッカリと目利きし、出来るだけ良い状態で手元にお返ししたいと
考えています。
シングロングルサイズ 31,320円~
(完全洗浄:水洗いで中から羽毛を取り出し専用洗濯機で洗浄)
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