寝具製作事例No.148『お赤ちゃんのふとん続き(掛けふとん)』

2020年1月28日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 綿製品

 

 

生地の裁断です。ミッフィーのこの生地は
あと掛が1枚取れるくらいになってしまいました。
ずーっと定番で扱ってきましたが残念ながら廃盤です。

 

 

裏地は肌沿いを良くするために綿100%の
サテン地を使います。中綿はエジプト綿。保温力が高く
真綿(シルク)に似た風合いで保温力があります。
あまり膨らまず、肌に吸い付くのも特徴。

 

 

 

 

先日作ったインド綿の敷ふとんを組み合わせると
こんな感じになります。

 

 

 

 

最近はセットもの既製品の寝具を使われる
ご家庭が多くなってきていますが大半の製品は
側地が綿であっても中綿にポリエステル綿を
使用しています。これでは小さな体に大人と
変わらない汗腺がありまだ、体温調整が上手く
出来ない赤ちゃんにとっては過酷です。
蒸れてしまい。夜泣きなどの原因になります。
赤ちゃんは泣く事でしか訴える事が出来ません。

 

 

 

汗をシッカリと吸収できる自然素材の寝具を
使ってあげて下さい。恐らく、肌着は綿素材の
ものを着せてあげておられると思います。
それと同じで自然素材のモノを用意してあげて下さい。

ポリエステル綿の寝具をおススメ出来ない
理由は敷寝具の場合は綿に比べて結露がしやすく
カビが生えやすくなります。湿気を吸収
せずそのまま透過してしまうからです。
また静電気も起きやすいのも特徴です。

 

 

人生のスタートに自然素材の寝具を用意
してあげましょう!

 

 

 

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寝具製作事例No.147『赤ちゃん敷ふとん』

2020年1月26日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 敷ふとん, 綿製品

娘が仕事場で宿題してる。。。
気が散ります。一応は真面目に集中しとります。

 

 

 

 

国語の問題を見てると説明しにくいのですが
何処となく出題の仕方というかなんとなく
違うんですよね。

 

 

さて、今日はベビー敷ふとんの製作です。

 

 

 

 

裁断をしてミシンで縫製。
綿を入れて口を閉じて綴じれば完了。

 

 

 

綿はインド綿をシッカリ目に入れて仕立てております。

 

 

定期的に技能士の先輩達に技術を習いに
行ってるのですが先輩方が仕立てるふとんを
見てると上手い下手であったりどんな感じに
作られてるかが少しずつ解る様になってきました。
というか自分で作る様になると意識するんですね。

 

 

特に手づくりしていないふとんは
一目瞭然です。このふとんは綿を縦横に重ねず
機械で成型した綿を使っていたり段差が
目立ってたり、綿がキッチリと隅まで行かず
妙に全体的にシワシワだったりします。
見た目が職人さんが手作りした様な和ふとんでも
そうでないモノがありますので良いふとんが
欲しい方はご注意を。

 

 

 

 

これはキルト仕上げの既製品で
とあるリビング製品を扱う企業の製品です。

ふとんの形を整える時に綿の端を折って
側生地のサイズに合わせて綿入れがしてあり
ました。すると四隅が2回折る事になり
中央は綿が一重、端は二重、隅は四重になり
隅が極端に分厚く山になっていました。その
部分の綿の形が崩れボコボコになっていたので
その部分を開けて見ると綿が踊っていた訳です。

 

 

 

値段も値段ですので急いで如何に早く
作る事が求められているんだと思います。
製品が悪いというよりも値段相応の
製品でそうせざるえません。良いモノを
心地よいモノを使いたいとお考えであれば
よく見極めて購入される事をおススメします。

 

 

 

 

明日は続きの掛けふとんの製作です。

 

 

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寝具製作事例No.146『羽毛ふとんの代替品は良いのか?』

2020年1月24日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 羽毛製品

汗っかきな男性を意識してえびすやオリジナルで
お作りしている羽毛ふとんです。僕が想定している
様なお客様からのご注文です。

 

 

 

 

羽毛ふとんの側生地というのは噴き出しにくい様に
目詰め加工が施されています。しかし、何度も洗濯を
繰り返して行くと段々と加工が解れていきチョロチョロと
噴き出てきます。

 

 

この羽毛ふとんの生地はウオッシャブル対応の生地を
使っています。一般的なポリエステルの側地ではなく
綿100%のちょっと特殊な生地です。かと言って
蒸れる様な生地ではなく
洗う時にスーッと水が
染み込むような
生地です。流石にこの本掛ふとんは
ご自宅で洗うのは
難しい(プロに洗って貰ってください)です
が肌掛けふとんであればご洗濯ネットを

用いて頂ければ可能です。

 

 

 

この噴き出しというのは実は羽毛の品質レベルが
ある高さまでくるとそこまで問題になりません。
ちなみにこの羽毛ふとんは

 

 

 

 

 

 

マザーグースを使っています。かなり大粒です。
しっかりとした飼育期間があり丈夫で大きな
羽毛であれば問題ありません。

 

 

 

僕の中では大体3つくらいの区分けがありまして

 

 

 

①側生地が綿100%であること
②ダックよりもグース
③グースよりもマザーグース

 

 

 

側生地がポリエステル混の羽毛ふとんを買うので
あれば僕は職人さんが仕立てた綿の掛けふとんを
使う方が良いです。(ただし、質の良いもの)

 

 

 

ダックよりもグースというのは鳥の大きさが
大分、異なります。鳥体が大きいグースの方が
大きくシッカリとしたダウンです。そして
臭いがありません。

 

 

 

マザーグースは卵を産むための親鳥ですので
飼育期間が長く凄く羽毛の粒が大きくシッカリと
してきます。大きくなる分充填量が少なく
すみますのでふとんが軽く仕立てられます。
えびすやでマザーグースを使った羽毛ふとんの

定番品が106,000円~です。サンプルを見て頂くと
全然違うのが解ります。

 

 

 

さて、このお客様とお話しのなかで
出てきた会話です。

 

 

 

『羽毛タッチのふとんってダメなんですか?』

 

 

 

池上彰さん風に言うと『いい質問ですね~!』
羽毛価格が高騰しだしてこういう製品をよく
見掛ける様になりました。えびすやにも業者さんが
持ってこられました。大体の製品に言える事
ですがカタログを見ると保温性にはこだわってる
様に見受けられますが寝具にとって重要な要素

 

 

 

『吸湿発散性』

 

 

 

に関してはスルーです。これスルーしちゃだめ
なんですね。単に保温性があって暖かいだけ
ならば蒸れるのです。寝てる時に発汗してる
ですから…。羽毛ふとんの側生地にポリエステルを
使うのが好ましくない理由と同じです。
こういう製品は側地も中綿もほぼポリエステル。

 

 

 

 

蒸れるという事は寝床内に水分が残留してる
という事です。この水分が今度は身体の熱を
奪い始めます。こういった事からえびすやでは
この様な製品をおススメしていません。

 

 

 

 

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