寝具製作事例No.175『合掛けふとんのススメ』

2022年2月15日 / えびすやにあるもの, 掛ふとん, 羽毛製品

羽毛ふとんは既に大半の方がお持ちですが
案外持っておられないのが”合掛けふとん”
これはあればとても使い勝手の良いふとんです。

今回は羽毛掛けふとんのリフレッシュ&リフォームという形で
厚みを変更して合掛けふとんと肌掛けふとんをお作りさせて頂きました。

合掛けふとんは夏と冬の秋や春に活躍します。
掛けふとんを夏以外の冬にずっと使うケースがありますが
気温が高くなるとどうしても蒸れます。蒸れるという事は
それだけ汚れをはじめダメージも受けるという事になります。

 

肌ふとんでは寒すぎる。でも掛けふとんでは蒸れる。
そういう時に使います。ホントに丁度良い加減なのです。
おススメです。また夏場、ご主人がエアコンをガンガンに
効かせてしまうので奥様が寒い目をしてしまう…。
そんな時にも合掛けふとんはおススメです。

そしてもう一つメリットがあります。
掛けふとんを使う時期が短くなりますので
掛けふとんの寿命が延びます。

是非、合掛けふとんお使いください。
ゴールデンウィーク辺りから重宝しだしますよ!

リフレッシュの時は自分がお願いしたレシピで
どんな感じで回復したのかを確認するのにふとんを押してみたり
放置して確認しています。羽毛リフレッシュは一枚一枚どれも
状態や品質がバラバラですので目利きがとても重要です!

えびすやの得意な仕事

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
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先祖代々の続き

2022年2月11日 / 日々の話

あれから、以前聞いた情報を元に
どの本に載っているかを丹後の歴史に
詳しいお知り合いに問い合わせて
どういう資料に載っているのかをに教えて貰い、
峰山図書館で調べてきました。

 

 

 

 

それは京丹後市が編纂した
『峰山藩関係資料集』に載っていました。
その中の『明和三年(1766年)御用諸色之控』に
当時の当主であったであろう『ゑびすや孫助』の名が
度々出てきます。面白いのがこの辺りは城下町で
古くからの場ですから恐らくこの店であろう名が
ちらほらあります。ここから数件見つける事が
出来ました。弊店と同様、屋号をそのままだったり
現在、ご商売をされていなくても昔の屋号を
未だに使ったりしていたりします。

 

 

昔の言葉で書かれているので訳せてるのかが
怪しく雰囲気で読み取ってるので正確性に欠けるのと
えびすやの部分だけ見ています。

 

 

明和三年、峰山藩6代目当主の高久公が初めて
御国入りをされる時の段取りはかなり入念だったようで
かなり事細かく書かれています。火の用心、見物人への注意事項
常立寺で催しものの上覧相撲の段取り…。新ご当主の
お国入りは絶対に失敗があってはならないのでしょう。

 

 

その中の指示の一つに
高久公がお国入りする際に、主要な辻に
それぞれ羽織袴を着用した者を2人配置する事。
その配置場所の一つに『ゑびすや前』とあります。
その先が出町通りとありますのでこの通りは
現在の字冨貴屋~堺にかけてでしょう。その先の
字安は『安村』ですので出町通りまでが峰山藩の
城下だったのかな?と思います。新治→安→出町通りの
ルートでお国入りされたのでしょう。
因みにその当時、まだ金刀比羅神社はありません。

 

 

この古文書に出てくる当時のえびすやは
商人宿をしていた。けれども田舎ですので宿が豊富に
あるわけではなく普通に商家が旅人を泊めていたのでは?と思います。

 

多くの事を伺い知る事は出来ませんが
少しでも当時の当主の事が知れたことが
とても嬉しく思います。

 

 

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先祖代々

2022年2月7日 / 日々の話

当店、『ふとんのえびすや』は明治10年に
5代前の当主の初代國太郎が起業した呉服店が始まりであると
聞かされていました。先代もルーツを調べ、何処で生まれたのか
まで調べていて家系図を見せて貰ったことがあります。

 

 

淀徳書店が発行した大正元年発行の集合広告

 

3~4年程前まではそう思っておりました。
歴史好きな知り合いから聞かれたのが
江戸時代中期(?)だったと思いますが
京極家峰山藩の街中で起きた日々の出来事を
綴った一次資料があって図書館で見れるらしい。

 

 

その内容と言うのが隣村から若衆が
喧嘩にやってきたとか。お殿様に披露する
相撲大会に関取を呼ぶ段取りの話など
当時の日常が綴られているらしい。
その中に『えびすや』が度ちらちらと出てくるそうだ。

 

 

おぼろげに祖父や祖父の弟、先代の話や
うちに勤めて頂いてた番頭さんのご子孫から聞いた
話の朧げな記憶や考察してみると
呉服問屋をしていたえびすやに初代は
えびすやに丁稚奉公として入り

その後、えびすやを引き継いだ様な感じなのです。
敷地の中には初代がこの地に来る前から
ずーっと昔からある祠(お稲荷さん)を
お祀りする様に代々言われているのです。

 

 

そのいきさつの末端の末端でも知っていたであろう
祖父はいませんし、丹後大震災で全てが焼けて
しまっているので当時の事を知る資料や品は
一切残っていませんのでなんとも言えませんが
初代からもえびすやとしてはいくらかは遡れそうです。
その間には苦労や困難もたくさんあったと思います。
丹後大震災や太平洋戦争は僕が知る限りでも
大変だったと聞きます。(><)そいった困難を
くぐり抜けて今があります。

 

 

決して僕は商い上手ではありません。
どちらかと言う商売下手です。(笑)
ただ、この令和の世にご先祖や
当主たちが残した屋号をなんとか踏ん張って
守らせて頂いております。これからも
えびすやの事を守って頂きますよう
宜しくお願い致します。

 

 

今日の記事はご先祖・ご当主への感謝です。

 

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

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