カテゴリー「丹後の神社」の記事

『神宿るカツラの木』有徳神社(福知山市)

2017年7月24日 / 丹後の神社, 神社・歴史

先日、中学生・高校生の頃の同級生がお店に
来てくれました。20年ぶり以上に会った彼は随分と
心も体も丸みを帯びた優しい雰囲気の良き父になっていた。
僕も負けずに丸みを帯びて腹が出てますが…(^^;

そんな彼が地元の歴史の事をネットで調べててここへ
辿り着いたらしい。面白い事があるもんです。
ただ、僕の情報は大したことがないのでキッチリと
調べてるのならそれが申し訳ないのですが(^^;

 

神社に行くと色々とみるものがあります。
鳥居、社殿、灯篭、狛犬…。これらは人間の作り上げた
ものでありそれはそれで美しかったり圧倒したりと
面白いものなのですが

 

『御神木』

 

これは生きているので生を感じる事が出来、
より一層、迫ってくるものがあります。

 

 

生命の力強さを感じます。根本は朽ちているのにも
関わらずえだばえ力強く生きている。しかも夫婦になってます。
この力強さに僕は圧倒されてしまいました。写真では
その雰囲気は伝わりにくいかと思いますが実際に
見てみると凄さを感じることが出来ます。

 

この神社がある『天座』という集落は天照大御神が
降臨したと言われ、御座磐と言う磐があるらしい。
集落自体がそういう場所なのかもしれませんね。

 

 

社殿の彫り物も細やかで素晴らしい。

 

気になるのが御祭神ですが詳しいことはわかりませんでしたが
鎌倉権五郎景政とも言われているようです。鎌倉時代に片目を
射られながらも奮戦した桓武平氏の武士です。片目と言うのが
キーワードで御祭神は天目一箇神や金山彦神などの鉱山神や製鉄神と
重ね合わさってるのではないでしょうか?天座は大江山の麓の
集落です。大江山周辺には鉱山が点在しています。

 

御祭神:不明
京都府福知山市天座  有徳神社

 

 

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『意地悪老夫婦は何者?』藤社神社内摂社和奈佐夫婦祠

2017年5月27日 / 丹後の神社, 神社・歴史

このブログで一番最初に紹介した神社『藤社神社』の
本殿の裏には一般的には見かけない御社といいますか
祠があります。

 

2070

 

和奈佐夫婦。この夫婦は日本最古の書物に残る
丹後国風土記逸文にある羽衣伝説に出てくる
老夫婦だ。この老夫婦は天女の羽衣を隠し、
天女に我が子になることを懇願し一緒に暮らす
事になる。天女の織る織物、作る酒によって
富を築くが天女を追い出してしまいます。

 

この伝説の中に描かれる和奈佐夫婦はそのまま
受け取ればとんでもない悪者なのだ…(^^;
しかし、そこは額面通りに受け取ることは
出来ません。この老夫婦は一体何者なのか?

 

和奈佐の和奈は『罠』『網』と言った鳥獣を
捕る仕掛けであったりそれに長けたものを指すそうだ。
京丹後市で言えば『網』という地名が付くのは
網野ですね。「網野神社明細帳」に、白鳥を
捕らえようと網を張った地を以後「網野」と
いったとあります。

 

日本書紀や古事記に出てくるのですが
垂仁天皇の皇子である誉津別皇子は言葉を話す
事ができなかったのですが白鳥(コウノトリとも)を
みて「あれは何という鳥か?」と言葉を発しました。
それを喜んだ垂仁天皇は喜んでこの鳥を捕まえる事を
命じます。それが先ほどの網野の地名の由来だ。
和奈佐はそういったことを関連性があるのかもしれない。

 

また、先日買った『日本新祇由来辞典』を調べてみると
和奈佐というのは豊宇賀能売神を奉斎していた神人集団の
事で彼らが丹後へやってきたとも書いてある。

 

ハッキリとしたことは判りませんが和奈佐とは一体
何者であったかということが分かれば日本最古の
羽衣伝説の事がより判るのかもしれませんね。

 

 

御祭神:和奈佐夫婦
京都府京丹後市峰山町鱒留540  藤社神社内摂社和奈佐夫婦祠

 

 

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『狛魚?狛鯛?』八幡神社(与謝野町四辻)

2017年5月17日 / 丹後の神社, 神社・歴史

仕事の帰りにいつもの悪い癖で神社へとふらりと
立ち寄ってみました。そこは子供の頃、親父に連れられて
祭りの夜店に行ったきり。30年以上行ったことが
ありません。その記憶も華やかな出店の灯り。僕らが
子供の頃の祭りの夜店は今と比べても出店数が随分
多かったんです。

 

3092

 

この石垣の建物が社務所か神職さんのご自宅かと
思っていましたら曹洞宗八幡山宝泉寺。お寺なんですね。
江戸期までは住職が八幡神社の別当職だったようです。

 

一の鳥居の横の狛犬。相当大きいです。
丹後の中でも倭文神社、竹野神社が大きいですが
それと同じくらいそれよりも大きいかもしれませんね。

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構え獅子です。献納は明治期でした。これは四辻がその当時
反映していた証でもあるかと思われるくらいに大きく立派です

 

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この石灯籠は国指定重要文化財の石灯籠。
南北朝時代のもので大宮売神社や溝谷神社の石灯籠より
若干新しいですが丹後の中でも古い石灯籠に数えられる
のではないでしょうか。

 

さて…。
ここからが興味深いところ

 

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犬ではありません!魚です!!台座には波頭まであります。
摂社の蛭子神社ですのでこれは鯛なのじゃ??と思うと
なんとなく鯛に見えてきます。(´艸`*)

 

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それがまたなかなか立派な彫り物で
赤鬼まで居てます。丹後っぽくないお社です。

 

3097

 

当然、八幡神社本殿もなかなかの作りです。
四辻の当時の勢いを感じます!

 

ちなみに戦国期、八幡神社の裏手の山には四辻城があり丹波一大勢力を
築く”丹波の赤鬼”と言われた荻野悪衛門一族の居城だったようだ。
丹波の勢力がここまで出っ張っていたという事なのでしょう。

 

御祭神:誉田別命、神功皇后、武内宿禰
京都府与謝郡与謝野町小字上谷 村社 八幡神社

 

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睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
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