カテゴリー「丹後の神社」の記事

『元々の海部氏の拠点』矢田神社

2015年3月16日 / 丹後の神社, 神社・歴史

京丹後市久美浜町に海士と書いて”アマ”という地名があります。
そこにある矢田神社は丹後国一宮籠神社の宮司家海部氏の拠点
であったと言われています。

その拠点であった所に建つ神社が矢田神社。熊野郡誌には

 

『式内社にして其の創立最も古し、按ずるに海士の地は往古神服連海部直の居地にして、
館跡を六宮廻(ろくのま わり)という。海部直は丹後の国造但馬国造等の祖にして、
扶桑略記にも丹波国熊野郡川上庄海部里国府と為す。』

とあります。但馬~丹後~若狭を治める重要拠点だったのでしょう。
現在では海士から海までは距離がありあますが当時はここは入江の様な形で
海だった様です。交易、軍事の拠点としても重要な土地だったのかもしれません。

六宮廻という場所は現在、矢田神社がある宮ノ谷の隣接する場所だった
そうです。そこに海部直の居留地があったと言われています。

系譜で読み解く日本古代史様のWebが分かりやすいかと思いますのでご参考に

さて、鳥居をくぐり

参道を登って行くと境内があります。
ここはゲートボール場にもなってるようですね。

拝殿の彫り物を見ると”亀”が掘られています。
珍しいですね。何か意味の深さがあるのかと勘ぐってしまいます(^^;

丹後ではちょこちょこ見られる古い形の狛犬
宮津市の栗田にある住吉神社や和貴宮神社にも
同様の形をした狛犬があります。

拝殿脇にあるこの磐座、物凄く気になります。
脇に追いやられている感じがしますがどんな神様が
祀られているのでしょう?元々、祀られていた神様が
時代の変遷と共に脇に追いやられると言うことは
よくあることの様ですね。

御祭神 建田背命(饒速日命六世孫)武諸隅命(建田背命の子)

京都府京丹後市久美浜町海士   式内社 矢田神社

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『吸い込まれる鏡』高岡神社

2015年2月17日 / 丹後の神社, 神社・歴史

以前、この辺りの神社や古墳にとても詳しい方から
この神社の存在を伺っておりましたが偶然にも発見して
しまし、車の中で寝てる娘を起こさない様にソッと
車から降り、参拝してきました。



鳥居からまっすぐに延びる参道がいいですね!

手水舎を過ぎ、石段を登ると社殿があります。
こちらの神社には立派な灯籠はありますが
狛犬がありません。何か訳があるんでしょうか?

その気になるものが…

社殿に掲げられた鏡です。よく拝殿に掲げられてる
事がありますがこんなのは初めてです!しかも相当古い!
やはり自分の目で見てこないと凄さがわかりません。

じーっと見とれてしまいました。吸い込まれる様な感じです。
鏡は神様が宿られる依代としての神社にあるのですが
自分自身を写す鏡、内なる自分と向き合う為に鏡があるのだと
思います。神社は本来そういう場所なんじゃないかな?と
思ったりします。

さて、この高岡神社の御祭神がイマイチよく解りません。
室尾山観音寺神明帳という書物によると正三位高雄田大明神と
高雄田(タカオタ)が高岡(タカオカ)になったようですね。
この高雄田大明神。天津神と言われているようで京都府熊野郡誌に
書かれているようで『丹後の地名』様のWEBより抜粋します。

高岡神社 村社 下佐濃村大字永留小字藏谷鎮座 祭神=案するに天ツ神を奉祀するが如し。
由緒=当社の創立年代等に就ては徴証すべきものなく、正確なる由緒を記述する事困難なれど、
伝説等を考察するに当社は元高尾大明神と言へるは、古き幟等に記載せる文字によりても明に
して、現社地の奥山林に高尾谷あり、天つ神の降臨し給へる霊地なりといひ伝ふ。されば天津神を
奉祀し高尾大明神と言ひしを、後世高岡と改称せしものにて、鳥居前の小字を矛立といひ、
祭儀に際して矛を建てし地なりといふ。境内には目通り二丈余を有する椎の神木あり、
一見して其の古社たるを知る。明治四十一年本殿を再興し以て偉観を呈せり。延命寺は
当社の別当にして、山号を高尾山といふ、其の関係を物語れるなり。

氏子戸数=九十五戸。 境内神社。鷺神社。祭神=不詳。      
秋葉神社。祭神=加具土命。

以上

さて、天津神とはどの神様の事でしょうか?
隣の峰山町の久次岳は豊受大神が降臨したと言われる山です。
高尾山にもそういった伝承があるのか?矛と聞けば大国主命(八千矛神)を
思い出したのですが国津神ですから。さてさて祀られてるのはどんな神?

御祭神  高雄田大明神
京都府京丹後市久美浜町永留小字藏谷  高岡神社


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『赤ちゃんの初土俵入り』山王宮日吉神社

2015年1月24日 / 丹後の神社, 神社・歴史

毎年、体育の日になれば必ずテレビのニュースを賑わすのが
山王宮日吉神社の『初土俵入り』相撲とはスポーツではなく
神事です。初土俵は目に見えない神様と相撲を取る事だそうだ。

実際に取られているかどうかはわかりませんが丹後の神社でも
土俵をちょくちょく見かける事があります。

土俵に掲げられた案内板に書かれていたのですが初土俵の祭礼は
杉末神社の祭礼だそうで。この杉末神社というのは延喜式神名帳に
記載される式内社としては宮津市街地辺りでは唯一にな古社です。

今は山王宮日吉神社の摂社として小ぢんまりとお社が建っていますが
丹後州宮津府志によると敏達天皇元年(538年)に大和の三輪山より
与謝郡の杉末に降った。今は山王社の傍らに摂社としてあるが元は
杉末神社を祀っていた地だと書かれています。降ったというのは
恐らく、大物主命のことでしょうね。山王宮よりも杉末神社の方が
文献通りだとすれば古いことになります。

山王宮日吉神社は境内の真ん中に

拝殿は銅葺きですが本殿は茅葺きでとても立派です(^^)

拝殿の”武神”の文字お見事ですね!
この神社の主祭神は大己貴命。この神様は大国主命が
もっとも有名な名ですがたくさんの名前を持ちます。その1つに
八千矛命(ヤチホコノミコト)矛は武力の象徴であり武神として
の性格を表しています。

山王宮日吉神社と隣り合わせに如願寺があります。




素晴らしい本堂です。如願寺が鎮守として近江坂本の日吉大社から
山王権現を勧請したとする説があり、その後山王社の勢いが増し、
杉末神社が追いやられたとも…。山王権現は天台宗と神道が
結びついたものですが如願寺は真言宗なのはなぜでしょ?

その後、明治期の神仏分離により、山王社は日吉神社と名前を改め
仏教色は排されましたが山王社の名は今までずっと残っております。

御祭神 大山咋神、大己貴神
京都府宮津市宮町1376  宮津山王宮日吉神社

 

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『心和む光景』和貴宮神社

2015年1月22日 / 丹後の歴史, 丹後の神社, 神社・歴史

宮津の街なかに佇む和貴宮神社へ
久しぶりに参拝に行ってきました。

そこには心和む光景が

子供たちの自転車があるじゃありませんか?
僕らが小学校低学年の頃はよく外で遊びました。
近くの神社の境内が遊び場でこんな感じに自転車を
停めて遊んでた事を思い出しました。

今から思うとファミコンの登場とともに
こういう事をあまりしなくなったような…。
今の子供達の外遊び事情はどうなのでしょうか?

本殿の隣には大きな磐座があります。
磐座フェチの僕にとっては萌え萌えですね(*^^*)
これは和貴宮神社の御神体です。

これは波越磐と言われ和貴宮神社の社殿が建立された
当時、ココが海岸線だったんです。今は埋め立てもあり
ミップルが海岸線ですが当時はココが海岸線だったわけです。

和貴宮神社にはたくさんの御祭神が祀られています。しかも
大物が多いです。それは何故だろうと思っておりましたが
それは丹後国一宮籠神社の総社だからですね。

丹後国一宮別宮総社とあります。だから別名『分宮神社』
それが和貴宮神社となったんでしょうね。以前、ある方に
教えてもらったのですが国司が派遣されてやってくる時、
一宮、二宮…と国内の神社を全て詣でていたそうです。
しかし、それを回るのは結構な労力。なのでその国の主要な
神様を集めて国府の近くに祀っているのが総社だそうです。
と考えたたら波越磐があるのも解る様な気がします。
船で横付けして参拝できます(^^;

あと一つ気になるのが最後の我野姫命(カヤノヒメノミコト)
伊邪那美命と伊邪那岐命との間にうまれ草(萱)の神、とされますが
イマイチ誰ピンときません。この我野姫命との関係性も…。
以前、参拝した時に宮司さんに教えていただいたのですが神社に
残る書物によると神社はこの地へ遷宮してきたそうで歴史は500年代に遡るとか。

ハッキリとしていないのですが与謝郡には延喜式神名帳に
記載される式内社に吾野神社と言うのがありますがこれが
何処なのかがハッキリとしない…。同名の神社は加悦町の
天満神社に摂社として吾野神社があります。その祭神に…。

我野姫命がいるわけです。元を辿れば加悦に繋がりそうですね。
もっと辿れば朝鮮半島の古代国家『伽耶』からやってきた姫かも
しれません…。

さてこの和貴宮神社はいったいどんな神社なのでしょう。
単に総社だけとは考えにくいですよね。面白い神社です。
そうそう、御朱印も頂くことが出来る神社なので是非、
頂いて下さい。ダイナミックなたくましい字です(^^)

御祭神:豊受毘売神、國常立尊、天水分神、天照大神、伊邪那岐神、伊邪那美神 、天御中主神、海津見命、猿田彦神、我野姫命

京都府宮津市宮本428  丹後国分宮総社 和貴宮神社

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『雪景色の神体山』元伊勢皇大神社~天岩戸神社と日室ヶ嶽遥拝所

2015年1月5日 / 丹後の古墳・史跡, 丹後の神社, 神社・歴史

皆様は初詣に行かれたでしょうか?
僕は毎年のことですが丹後の神社を行き倒します( ̄ー ̄)ニヤリ

ここ数年に必ず行くのは丹後一宮籠神社
元伊勢皇大神社へはほぼ行っております。今年の
三ヶ日は大雪だったせいかどこも例年よりもちょっと
参拝者が少ないようですね。


元伊勢皇大神社もなかなかの積雪量ですから
参拝が終わればそのまま参道を引き返すのですが
ここまで来たらそうは行きません!天岩戸神社へ
行かないと収まりがつかないじゃないですか


でもさすがにこんな日ですからみんな
来てないですね(笑)でも、こんな日に
わざわざ参拝すると神様はご褒美をくれます(^^)

雪化粧の美しい日室ヶ嶽!
綺麗なピラミッド型をした崇敬の厚い神体山です。
頂上には人工的に作られたような磐座があり
UFOがよく目撃されるとも言われる不思議な山です。

別名”岩戸山”と言われ天岩戸神社のご神体山で
天照大御神が最初に降臨した場所とも言われる
神域ですから禁足地になっています。
(ただし西側から登ることは可能だそうです)

こんなに綺麗な日室ヶ嶽を見られるなんて嬉しいですね。(^^)

そして天岩戸神社へと向かうと
氏子さん達が迎える準備をして待っててくれる
じゃありませんか!こんなに雪がふるのに綺麗にすかして。

とても神秘的な雰囲気が漂います。
以前から気になってたのですが天岩戸神社の岩戸は
一体何処にあるのか?火の番をしていらした
氏子さんに教えてもらいました。

天岩戸神社の脇を流れる五十鈴川の一番奥、
天岩戸神社の向かいはこんな池の様な感じに
なっています。この日は雪で滑って危ないので
社殿まで参拝はしておりませんがそこまで登れば
この奥に川を塞ぐような感じで大きな磐が
鎮座しているそうです。これが天岩戸だとか?

今度行く時には写真に収めてきたいと思います。

※この辺りは人里が近い場所にもかかわらず原生林が
のこり、岩場には絶滅危惧植物が岩場などにも多数生息し
学術的にも大変貴重な場所です。草木一本、石ころ1つ
持ち帰っては行けません。
これも神域として長きに渡り
大切にされてきたからではないでしょうか?

御祭神 櫛岩窓戸命、豊岩窓戸命
京都府福知山市大江町佛性寺字日浦ケ嶽206-1 天岩戸神社

御祭神 天照大御神
京都府福知山市大江町内宮字宮山217   元伊勢皇大神社

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京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
営業時間:AM9:00~PM7:00

※ご遠方からのお越しの際には
ご一報連絡いただけると幸いです。


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