カテゴリー「寝具のこと」の記事

ねこじゃらしNo.135掲載していただきました。

2021年2月20日 / 寝具のこと, 睡眠改善

 

 

ねこじゃらしNo.135に掲載していただきました。
この分に関しての解説です。

 

 

結論から言いますと
上向き寝が出来ない場合、枕や敷寝具が自身の身体と
合っていないケースがとても多いということです。

来店されるお客様の話をお聞きし
実際に確認をしてみるととても多いのです。
しかしながら大半のお客様は枕にのみ
原因ではないかと考えられておられいます。
もちろん、枕が原因のケースもありますが
それ以上に敷寝具がダメなケースはもっと多いんです。

 

 

それは長年の使用によるマットレスや敷寝具の劣化
新しく購入してても身体と合わない。中には
寝具の素材により睡眠のメカニズムと合わない事に
よる不快感といったこともあります。

 

 

そして、これは重要なポイントですが…。
敷寝具は寝てみないと分からないのです。
カタログだけ見てどれが良いかなどプロでも
わかりません。素材やスペックを見て凡その
判断はつけることが出来たとしてもやはり
実際目にして寝てみないと分からないのです。
ましてや普通の方だともっと判断がつきません。

 

 

実際に合わせてみないと合うかどうかは
わかりません。合わないものを買ってしまうと
これは悲惨です。価格的な面もそうですが
ベッドみたいに大きなものだと簡単に廃棄も
出来ず、中には辛いまま我慢していらっしゃる
方もいてます。

 

 

敷寝具は闇雲に買わず、実際に寝てみてフィッティングを
してもらって購入されるのが良いのではないでしょうか?

 

 

再放送になりますが静岡県寝具製作技能士会長の
新貝さんが出演されています。2月22日(月曜日)深夜0:13~0:58
お時間がございましたらご覧ください。深夜ですので
録画の方が良いかもしれませんね(^^;

 

 

 

僕の倍以上のキャリアの大先輩です。職人としての
プロとしての姿勢は見習うべきものが沢山ありました。
ふとん職人ではありますがどなたが見ても凄いと

お感じになられるかと思います。

 

 

僕もふとん職人ですが仕立メインの仕事をされてて
同じふとん屋でも仕事の形態は異なるのですが
考え方が似てるなと感じるところがありました。

 

 

新貝さんはお客さんの所へ寝具を確認に行かれてましたが
これは僕も同じ考えです。お客さんとの会話の中で
イマイチ状況が掴み切れない時、お客様がOKなのであれば
(寝室は人に見せにくい場所でもありますので)
寝具を見に行きます。そこで原因をハッキリとさせ
どの様に改善したらよいのか組み立てながらお客様と
お話しさせてもらってます。それはより身体に合ったもので
心地よく寝てもらいたいからです。

 

 

 

ふとん屋さんの仕事なんて見る機会など
ほぼないかと思いますので是非見てみてください。(^^)

 

 

 

えびすやの得意な仕事

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら

 

 

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気持ちよく眠る秘訣。肌の延長線上にふとんがある

2021年1月29日 / 寝具のこと, 睡眠改善

 

 

ナイロン素材のインナーに
ポリエステル素材のシャツを着て
その上にフリースのアウターを着て…

 

 

僕はとてもじゃないですが着れません。
肌にあたるものは綿でありシルクなどの
自然素材でないとシックリこないと言いますか
僕の場合は気持ちが悪い。そういった方
多いんじゃないでしょうか?

 

シックリこない原因の一つが石油系素材は
吸湿性が殆どない事です。ナイロンは幾らか
吸湿性がありますが綿には及びません。なので
蒸れるのです。そしてべたつきます。

 

 

 

人間は普段、汗をかいていないようで
不感蒸泄(気体で発汗している)として常に
汗をかいています。なのでその汗を吸収しなかったり
通気がわるいと蒸れて不快になります。

 

 

逆に今はやりの吸湿発熱繊維は吸湿をすると
繊維の吸湿熱により暖かくなるというものですが
乾燥時に僅かな水分が奪われ肌が乾燥し
繊維との摩擦で湿疹を起こす。『ヒートテック湿疹』と
言われています。ではこの吸湿発熱繊維が汗を
シッカリ吸収するかといえば一気に汗をかく
運動をするときなどにきるとムレムレになります。
こういうタイプのインナーは使うのであれば
用途を考えて上手く使いこなしましょう。

 

 

 

という事は睡眠時にも向きません。
睡眠時には深部体温を下げるために一気に
発汗します。なので蒸れます。蒸れると
肌に水分が残るわけですからこの水分によって
身体が冷えてしまいます。

 

 

という事は寝具も同じことが言えます。
睡眠時の汗を殆ど吸湿発散しない寝具を使うっていると…
想像がつくかと思います。

 

 

肌に近いインナーもその延長線上にあるふとんも
同じです。ふとんも自身の肌に触れるものとして
考える事が気持ちよく眠るヒントになるかと思います。

 

 

 

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寝具とカビのはなし②

2021年1月20日 / 寝具のこと, 日々の話

以前、寝具とカビの話を記事として書きましたが
その続きです。

 

 

 

カビ研究の第一人者の浜田信夫先生のお話の中で
驚いたのは以前の記事にも書きましたが
カビの発生量は年々低下しているんです。
室内のカビは30年前に比べて10分の1以下です。
それは住環境の変化が大きく建物の高層化は
防湿や換気機能が向上しているからだそうです。

 

 

 

しかし、カビに関する相談件数は変わらないようです(笑)
以前に比べ、僕たちは過敏に反応をしているかもしれません。
ふとんに生える黒カビは生えたからと言って
直ぐに健康被害を及ぼす訳ではありません。健康を害そうと
思うと相当量を吸い込まないと行けないそうです。
テレビなどはセンセーショナルに扱いたがるそうです(^^;
ただ、アレルギーに関する話などはお聞きしていませんので
アレルギーのある方は注意が必要かもしれません。

 

 

 

 

まずは干すなどして乾燥させ死滅させましょう。
湿気がなくなるとカビは生きていけなくなります。
そして、浸食が進んでいる場合は放っておくわけにもいきません。
カビは浸食していきますのでふとんの側生地に
ダメージを与え、脆くなり破れやすくなります。

 

 

 

カビを生やさないポイント!

 

〇寝室は一階よりも二階で
〇寝室は北側を避ける
〇フローリングで直敷しない
〇すのこ・除湿マットの使用
〇押し入れには直ぐに仕舞わない
〇加湿器の使用は注意!

〇ふとん乾燥機を使う(使い方に注意)

 

 

 

丹後は特に冬場は湿度が高いので注意です。
この湿度の高さが絹織物の産地として発展した
大きな理由でもあります。

 

 

 

 

 

↑凄く解りやすく丹後の織物の事、気候の事が書かれておりますのでご参考までに

 

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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