カテゴリー「えびすやにあるもの」の記事

羽毛ふとんのリフレッシュは価格優先?品質優先?

2022年6月28日 / 寝具のこと, 羽毛製品

いよいよ、梅雨明けですね!
暑い日が続きます。昨日の舞鶴の気温は35度を超えました。
恐らく丹後も似たようなものでしょう。。。

 

 

 

暑くなると皆さん、寝具の衣替えをされます。
その時に増えるお問い合わせやご注文が

 

 

 

 

『羽毛ふとんの仕立直し(リフレッシュ)』

 

 

そこで聞かれるのが価格の差の事です。
弊店は決して安くはありません。安いところは
沢山あります。その価格の差というのは見えにくのですが
その差となるポイントをご紹介します。
(弊店の羽毛リフレッシュ→こちら

 

 

①洗い方

 

弊店はプレミアムダウンウオッシュ仕上げです。
側地交換に至っては洗浄をしていません。
買ってすぐに引っ掛けて破ってしまう。
タバコで穴を開ける。。。こんな場合には良いですが
長年使ったものはキッチリと洗浄すべきです。

 

②側生地の素材と縫製

 

 

価格の安価なものは側生地がTCC(ポリエステル混)であったり
綿100%だとしても生地がゴワゴワして分厚く、硬いものだったりします。
TTCは軽いといったメリットもありますが通気性が悪く、吹き出しもしやすい
吸湿発散が悪い…。といったメリット以上にデメリットがあります。

 

 

 

③足し羽毛の品質が低い、量が少ない

 

羽毛価格が高騰していますので
充填量が少なかったり、羽毛の品質が低下している
事があります。

 

 

 

 

弊店ではこのように中身を取り出し羽毛の品質、状態を
お客様に見て頂きます。場合によってはお客様に
不都合なことをお見せする事にもなります。例えば
凄く高級なものを買われたと思っていたのに
価格と見合わないくらいに品質が悪かった…。そんな
事を知ってしまう事もあります。

 

 

 

ですので当店では品質が悪い場合はリフレッシュを
お受けしません。それは羽毛の状態や品質が悪いと
当然、仕上がりが悪く、それをよくしようと思えば
コストが掛かりすぎる…。それなら新品を買われた方が
良い場合もあるからです。

 

 

 

また、質の良いものをお使いになって
おられればおられるほど安価なリフレッシュは
おススメ出来ません。弊店は基本的に元の品質レベルを
考慮してプランをご提示させて頂いています。
なぜなら価格最優先にしてしまうと今よりも
寝心地が落ちるからです。

 

 

例えば軽くて柔らかく肌になじむ生地の羽毛ふとんを
安価でゴワゴワで硬い生地、ポリエステル製の生地で
作り替えてしまうと一気に寝心地が悪くなりますよね。
今の羽毛の状態はどうなのか?品質はどうなのか?
どういう品質の側生地でどんな縫製をするのか?
また充填量はどれくらいにするのか?どうするかで
全然変わります。

 

 

お店に相談に行った時に中身も見ずに
値段でコースを選択し、業者さんへ丸投げでは…。
良いものを買われた方であればあるほどそれは
しない方が良いのです。

 

 

いきなりメニューからコースを選ぶのではなく
中身を見てからの話です。もっと言えば当店では
コースの設定はしていません。お客様と相談しながら
決め、見積もっていきます。

 

 

良いものを使っておられる人ほど
リフレッシュをいらしする時に一呼吸をしてくださいね。

 

 

えびすやの得意な仕事

 

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら
1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら
ムートン職人が目利きをした価値あるお値打ちのムートンとメンテナンス⇒こちら

 

 

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寝具製作事例No184『羽毛が表示より…』

2022年6月9日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 敷ふとん, 羽毛製品

たまにある事なのですが

 

 

『品質表示より羽毛がたくさん入ってる』

 

 

 

 

少々の事ならば誤差範囲内かとも思えるのですが
今回はなんと!200グラム近く多く…

 

 

これはあくまでも僕の想像の話ではありますが
この羽毛が多く入っているのには2パターンあります。

 

 

一つ目は羽毛の品質が芳しくないから多めに入れて
見栄えをよくするため。二つ目は羽毛ふとんを軽く見せたいので
実際よりも軽めに表示している。

 

 

今回はものが良かったので恐らく二つ目かと思います。
元重量を基にして洗浄後、どれくらい残るのかを凡そですが
逆算しますが元が200グラムも多いと当然、残る量も多くなります。
今回は表示を元にすると肌掛けふとんは作れないかな…。
とお客様にお話ししていたのですが作れてしまったわけです(^^;
嬉しい誤算ですね!

 

 

 

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寝具製作事例No.183『インド綿・ベビー敷ふとん』

2022年6月5日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 綿製品

今日のお仕立てです。

 

 

 

インド綿でベビー敷ふとんをお仕立てしています。
シッカリと綿を入れていますので弾力があり支え感があります。

 

 

 

特にベビーふとんに限った話ではありませんが
量販店などで販売されている敷ふとんと職人が
作る綿ふとんとの根本的な違いです。

 

 

中心部が盛り上がり嵩高くなっているのが
特徴です。この厚みがシッカリと身体を支えます。
そして使い込むと平らになってきます。
いずれヘタる事を考慮して作っています。

これが仮に最初から平らだったとすると
使い込んでいけば 真ん中がペコンと凹みます。

 

安価な化繊のキルティングの敷ふとんを
使えばすぐに凹んで両端が跳ねた様な形になります。

 

 

そして、もう一つ
ふとん屋さんが作る手作りのふとんは
綿わたを使います。なので吸湿性に優れます。
赤ちゃんは身体は小さくとも汗腺の数は大人と
変わりません。発汗量が多いのです。シッカリと
吸湿する素材の寝具を使うべきです。
赤ちゃんの肌着にポリエステル素材のものを
着せるお母さんはまずいないと思います。
それと同じようにふとんも自然素材にして
あげないと赤ちゃんは汗で蒸れ蒸れ。

 

 

これが赤ちゃんが眠り難い原因。
夜泣きの原因にも…。

 

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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