カテゴリー「綿製品」の記事

寝具製作事例No.137『ふとん職人の癖』

2019年11月15日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 敷ふとん, 綿製品

先日、寝具製作技能士の講習会に参加した時の事。
僕には敷ふとんを作るととある箇所が窪みます。
もちろん、そのまま放っておく事はせず修正をします。

 

 

その事を先輩に話してみると癖はそれなりに
職人それぞれにある様でして、内閣総理大臣賞を
受賞しているお師匠に聞いてみても癖はあるそうです。
それが解っているから先手を打ってその癖が出ない
様に作り上げるそうだ。寝具製作技能士歴4年の僕は
まだまだ道のりは長し!だけど伸びしろもある?( ̄ー ̄)ニヤリ
ご注文お待ちしております。

 

 

その時の講習会で幾つかの癖の修正方法を自分なりに
考えてみた事とわたの配分を少し変えてみました。

 

 

 

以前よりも見た目はシャープな感じになったかな?
仕立て直しの場合は綿の状態や綿の種類、
ポリエステル綿の有無などで綿質がバラバラなので
同じ状態には仕上がりませんがそれが面白い所でも
あります。今回は綿100%の綿をそのまま打ち直し
1.5㎏の足し綿をインド綿で仕立てております。

 

 

 

えびすやの得意な仕事

 

 

 

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背中がポイント!ふとんの冬支度

2019年11月13日 / えびすやにあるもの, らくだの敷きふとん, ケット・パット, ベッド・マットレス, 敷ふとん, 綿製品, 羽毛製品

寒くなれば、掛けふとんやケットなどの
掛け寝具を強化すれば暖かくなると思いますよね。
確かにそうです。肌布団よりも掛けふとんの方が
暖かいです。ただ、重ねれば重ねるほど暖かい
訳ではありません。重くなれば寝返りも打ちにくく
眠りにくくなります。

 

 

 

案外、整えられていないのが敷寝具。
いい羽毛ふとんを使ってるのに『寒い寒い…。』と
感じる場合、たいていが敷寝具に問題がある場合が
あります。例えば、スプリングのマットレスに
薄い敷パット一枚敷き、アクリルボアのパットを
使用(汗がこもり冷えやすい)してたり
長年使い続けた綿の敷ふとん一枚敷き…。掛けふとんに
比べ重視されていない事が多いのです。

 

 

 

背中には風門、命門といった風邪のツボがある
くらいで寒さを感じとるのは背中です。電気敷毛布を
使いたくなるのは背中が寒いからです。電気毛布の
仕様は自身の持つ体温調節機能を低下や自律神経の
乱れ、眠りが浅くなり質が悪くなるのでおススメ出来ません。

 

 

 

 

基本はあくまでも自身の体温を逃がさない様に
そして寝床内の湿気を逃がす事が暖かく眠る秘訣です。
それが出来るのは自然素材だけです。アクリルや
ポリエステルといった石油系素材では出来ません。

 

 

 

 

 

 

徐々に夜間が寒くなってきたので店の敷寝具も
かなり保温力があるものへと寝試し体験を出来る寝具を
入れ替えました。

 

 

奥にあるのは従来から展示しています
ヤク、キャメルで作られた獣毛の積層マットレス
その上にはムートン職人がムートンの集積場へ
いって良いものを選び抜いてきた品質が良くても
お手頃価格のムートン

 

 

手前はダウンパットに通気の良いガーゼカバーを
掛けています。常識的に考えると羽毛=掛けるものと
考えがちですが敷パットにするとこれが暖かいのです
湿気をシッカリと吸湿するので寝床に汗が籠らない
そして保温力があります。極度の寒がりで電気毛布が
手放せない方でもこのダウンパットの下に敷いている
らくだの敷ふとんとを併用すれば外せます。

 

 

 

 

ついでに寝試しの時に掛ける羽毛肌ふとんも
ガーゼへと交換しました。ちなみにウオッシャブルタイプの
羽毛肌掛けふとんですが一般的に見られるポリエステル混の
側生地のモノではありません。綿100%の吸湿発散性の
良い生地です。

 

 

 

 

2重ガーゼカバーは100番双糸のコーマ糸で作った
軽量タイプの2重ガーゼカバーです。凄く繊細柔らかい
肌触りですが糸を二本より合わせた双糸なので強くなり
けば立ちにくいのが特徴。不純物を取り除く精錬では
綺麗な天然水で自然の精錬剤を使い丁寧に洗い上げています。
ここまで良いガーゼカバーは滅多にお目にかかれない。
と僕が思うくらい良いです。はい!

 

 

 

今日はコマーシャルになってしまいました(^^;が
現物を体験できますのでご興味が沸きましたら
ご来店ください。お待ちしております。

 

 

 

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お客様からのご相談『丹後で仕立て直し出来るところ探してます』

2019年10月28日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 綿製品

今朝、そんなお問い合わせをお電話で頂きました。
身の回りの方に相談をしても『知らない』
『聞いた事ない』先日、クリーニング店の方
なら知ってるだろうと尋ねてみても…。
『そんな仕事をする人はもう丹後にいませんよ』
細かく綿を千切って捨てるしかないですねと
勧められて最後に諦め半分ダメもとで
問い合わせたのがえびすやだったそうです…。

 

 

確かにどんどんとこういう仕事を受けてくれる
お店は減ってきてますので知られてないかも
しれません。僕のアピールが弱いと反省(^^;
実際に丹後でこういう仕事をする人は僕が
知る範囲でも3~4人くらい。初老を過ぎた僕が
断トツの若手といった状態です。

 

 

 

以前、知人がダメ元で僕に相談してきたことがあります。
知人『丹後でまさか提灯作ってるところないよね?』
僕 『2件あるよ』
知人『えt??マジですか?2件も?』
僕 『お店、教えようか?』

 

 

知人にすればまさかの答えだった様で直ぐに
尋ねたようです。提灯を作ってることろをたまたま
僕が知ってたからそう答えられたのですが
知らない上に今時、提灯を作る人など存在しないと
思っていたら『そんなところ、丹後にあるわけないやん!』と
答えていた様な気がします。日頃、そういった答えを
してるのかも?と思うとよく判らない事は安易に
否定できないと自身を反省した次第です。

 

 

 

中の方も取り出しチェックしましたが
十分に仕立て直しが十分可能な綿です。
新わたを足していけばいい仕上がりになると
思います。

 

 

お話をしてて感じたのは
お客様が最も大切にされていたことは
『母が作ってくれた』という事です。
だからこそ、仕立て直しにこだわって
おられたのだろうと。捨てるという事に
踏み切れなかったのでしょう。
今回、諦めて捨てるという事にならず
仕立て直しで再生が出来る事に
嬉しく思います。

 

 

 

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各種クレジットカード・PayPay対応

ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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