カテゴリー「綿製品」の記事

寝具製作事例No.202『薄くてモッチリ、ハンドメイド仕上げ』

2023年10月22日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 寝具調整事例, 敷ふとん, 綿製品

 弊店では『これがいい!』とそれを徹底的にお勧めするということではなく色んな種類のものを取り扱っています。マットレス、敷パット。敷ふとんといった敷寝具は特に店舗規模の割に色々と扱っております。それは人によって体型や体質、また予算などによってそれぞれお勧めするものが変わってきて当然です。今回、お話しする敷パットも色々と扱っております。
先日、来られたお客様は長年使い続けた昔ながらの綿の敷ふとんに愛着があり、どうしても綿のふとんが使いたい。けれどもマットレスを併用して自身の体型にキッチリと合わせてほしい。そんなご要望からオーダーでお作りさせて頂きました。

 

 


 

 

 あまり一般的ではないパキスタン産の綿を使い、風合いの良い天日干しの綿の生地を側に使用しています。この生地は風合いがよいですね!ふとんの寝心地はモチっと反発がある寝心地です。一緒にご購入されるマットレスとのバランスも良く寝心地を気に入っていただきました。特に敷寝具に関しては根強く『綿派』方がいらっしゃいます。これは長年使い続けてこの感触が身体に馴染んでいて他のものがシックリトこない…。そんな方は一定数いらっしゃる訳です。先週もこのパキスタン綿でお作りさせて頂きましたが不思議と続くときはパパっとご注文が続くのです。

 

 

 

 

 綿の敷ふとんの良いところの一つに山型に作られている事。人間の身体の一番重い部分は腰です。そして、寝る時、基本的に真ん中で眠ります。その事を考慮してベコッと中央部がヘタラない様に中綿は配置されています。そして、大量生産品ではなく一枚づつ作りますのでカスタムしやすいのです。

 ついでにお話しさせて下さい。最初に敷寝具はとても重要と書きましたが敷寝具の中でもマットレス選びには色々とこだわり考えて購入されるかと思いますがその上に乗せるものって考えておられますか?シーツ1枚ではどうにもなりません。薄い汗取りパット1枚でもどうにもなりません。それなりの敷寝具を重ねなくてはなりません。真夏にウレタンやラテックスのマットレスに直接寝てみてください。『蒸れます』それは汗の逃げ場がないからです。スプリングのマットレスの上に冬場に直接寝てみてください寒くて眠れません。中が空洞で冷気が通ります。ちゃんと断熱が出来、湿気がちゃんと吸収出来る、保温性も必要です。薄いシーツやポリエステル綿の入ったようパットではどうにもならないのです。ちゃんとした敷パットも込みで自分に何が合うのか?を考えたうえでのご購入をお勧めします。

 

 

 

えびすやの得意な仕事

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寝具製作事例No.199『こたつ布団入荷!』

2023年10月3日 / えびすやにあるもの, 綿製品

今年分のこたつ布団の制作を依頼していた分が入荷しました!ここ数年、中の綿だけではなく生地代、加工代…。かなり上がりましたが側縫製は自分でして、ついでに従来よりも快適に使えるようにと改良もしてみました。

 

 

 

今年はちょっと変わった側地で仕上げてみました。えびすやのこたつ布団は一般的なポリエステル100%の綿を使う事が嫌で50%/50%の混綿でお仕立てをしておりました。ポリエステル綿はこたつの熱が逃げやすいのですが50%/50%にすると熱持ちが良くなり省エネにも繋がります。50%/50%は良いのですが1つ不満がありました。確かに保温力が上がりますが綿の風合いは出ないのです。どちらかと言えばポリエステルの性質の方が強いのでおさわりが綿ほどに及ばない…。綿の性質がハッキリと出てくる混率というのがあります(僕の経験上)。そこまで比率を上げて、綿量も増やし断熱性を高めましたので風合いがよりソフトになりこたつに入った時、よく馴染みます。

 

 昨年より10%くらい価格は上がってしまいましたが綿わたをシッカリと使い、最近、流行りの薄型の綿量の少ないタイプではなく、綿はシッカリと入れて、生地もそこそこシッカリとした綿100%の生地を使ってます!205㎝x205㎝の正方形で18,900円。良ければお越しください。

 

 

追伸:昔ながらの和綴じの綿100%のこたつふとんも承ります。

 

 

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ご先祖とご縁のある方から聞いた話

2023年7月14日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 日々の話, 綿製品

 弊店は結構、昔から続く店だと言う事は解ってはいるのですがほぼほぼ、その時代時代に何をしてたのか?詳細はわかっておりません。色んな方からお聞きした話が断片的に知るのみです丹後では昭和二年に大震災がありその当日、先々代はたまたま大阪へ商談へ出払っており、急いで帰ると店は全焼。敷地には何も残っていないくらいに見事に焼き尽くされていたそうだ…。これは我家の歴史の中でもトップクラスの悲劇であります。

 

 

 なので店に関する書類、品物そういった類のものは一切残っておりません。そして、先々代は僕が幼き頃に無くなっており、店に関することを殆ど聞いていないのです。先代も先々代からあまり詳しいことを聞いていなかったようで詳しいことは知らないようです。僕の知っていることはお客さんや当時の従業員さん、そのご子息から伝え聞くエピソードを継ぎ接ぎにして想像することしか出来ません。えびすやがいつ創業したかもわかっておりません。たまたま、『明和三年(1766年)御用諸色之控』という古文書から峰山藩から命じられていたこと、立地している場所などを僅かながら伺い知る事が出来ました。

 

 

 

 前置きが長くなりましたが今日、お越しくださったお客様のお父さんというのがどうやらうちでふとんの仕立職人をされてそうでその話を聞いていたから、ずっと気になっていて寄ってみたかったそうです。職人さんが弊店にいたと言う事は初めて聞いたことです。確かに先代と僕はふとんの仕立てをしますが先々代がしていたというのは聞いたことがありませんので想像すれば確かにいただろうとは思いますがご縁ある方から話を聞けるとは思いにもよりませんでした。ただ、残念ながらそれ以上のえびすやに関することは聞くことが出来ませんでしたが話が伺いたく、こちらへ来られる用事がありましたらお越しくださいとお願いをしました。

 

 

 

 

今日は僕のルーツが少し知る事が出来たのでちょっとわくわくしながら座布団を仕立てをしておりました。段々とふとんの仕立をする方が居なくなってきていますがやはり量販店にあるそれっぽいものと職人が手仕事で仕立てたものは素材も違いますし、機械で簡単に仕立てるものと手仕事で少しでも長持ちする様な仕立て方をしたものとでは違います。特に敷ふとんは解りやすいかと思います。綿のふとんが一番良いとは言いません(使う状況などにより変わります)が自然素材ベースで作るものと石油系素材ベースの素材とでは睡眠時に発する汗に吸湿発散が雲泥の差です。ここに大きな差が出てきます。昔ながらのもので古臭く思われるかもしれませんが是非お使いください。

 

 

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各種クレジットカード・PayPay対応

ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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