羽毛ふとんはたくさん詰まってるほど良い
2016年11月23日 / えびすやにあるもの, 寝具のこと, 羽毛製品
とコマーシャルされるものもあるようですが・・・。
この2つの羽毛ふとん見た目のカサはほぼ同じですが
羽毛の充填量は500gも差があります。もちろんサイズは
同じで生地も綿100%です。
何故、500gも差があるのにカサがほぼ同じなのか?
それは使っている羽毛の大きさが全然異るからです。
大きくシッカリと熟成(長期飼育)したものは膨らみも
大きく暖かい空気をたくさん含みます。
ダウンが粒が小さいとカサを出すにはたくさんの
羽毛が必要となります。なので一般的には値段の
高いものの方が充填量は少なくなっています。
では粒の大きいシッカリと熟成したダウンを
たくさん詰めれば詰めるほど暖かくなるのか?と言うと
そういうわけではありません。詰めすぎると羽毛ふとんが
張り過ぎ、硬くなり身体にフィットしません。
フィットしないと冷気が入り込みやすく暖かくないのです。
重要なのは生地の種類、縫製の仕方、どんな羽毛を
どれだけ充填するかのバランスで決まります。いろいろと
作ってみて僕が感じる丁度良い加減と言うのが身体に
よくフィットする状態だと僕は考えてます。えびすやは
常にそのバランスを考えながらオリジナル製品を作ってます。
これはお店によって考え方の差異はあるかと思いますが
必ずというわけでは寝具専門店にほぼ共通している点があります。
軽くともポリエステルの生地は使わない。それは吸湿性が
乏しいので蒸れやすく、羽毛が本来持っている調湿性の
働きが活かされない。静電気が起きやすい。こういったことから
あまり扱わないと思います。
話は脱線しましたが羽毛がたくさん詰まっている=良いふとんと
言うわけでは無いのです。
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タグ: 羽毛ふとん