神を救った巨岩伝説『阿蛇岡神社』

2015年5月18日 / 丹波の神社, 神社・歴史

氷上の田園の中にはとある延喜式内社阿蛇岡神社があります。
卿や武家の崇敬が厚く、明治維新の元勲、岩倉具視は自筆の神号を奉納しています。

神社に行くと必ずすること。
本殿を参拝後、裏手に回ります。そこにおっ!と
思わせるようなものが結構あったりするんです。 ここにもありました。

これ、絶対に何かある磐座ですよ!明治神宮の
遥拝所も兼ねてるんでしょうか?あとで調べてみると・・・。

阿蛇岡神社には神を救った巨岩伝説というのがあります。
伝承によるとこの辺りで大洪水が起こり、神(木花咲耶姫)が
濁流に流されてしまったがこの岩に掴まり、助かったとか・・・。

木花咲耶姫の別名は神吾田鹿葦津比賣命 (カミアタカアシツ ヒメノミコト)と言います。
阿蛇岡神社の”阿蛇(アダ)”は吾田(アタ)から来ているのでしょう。
九州の薩摩半島に”薩摩隼人”と呼ばれる 部族がいたのですが別名、吾田隼人。
木花咲耶姫を薩摩隼人は祀っていたんですね。で、この辺りの神社で
日下部氏に関係してそうな神社に出会うのですが調べてみると日下部氏は
薩摩隼人の末裔にあたるそうだ。

日下部氏は但馬国造で丹後にも影響力を持っていた一族。雄略天皇から丹後へ
逃げてきた億計王・弘計王を匿ったのも日下部氏。丹後・丹波・但馬で
きっと大きな力を持っていたのでしょう!日下部氏。

御祭神:吾田鹿葦津比賣命
兵庫県丹波市春日町多利2467-1  延喜式式内社  阿蛇岡神社

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“神を救った巨岩伝説『阿蛇岡神社』” への2件のフィードバック

  1. kusuko より:

    はじめまして。
    突然失礼しますが、神社や歴史に関心がおありのようなので、一つお知らせさせてください。

    兵庫県西宮市の越木岩神社所縁の磐座がマンション建設で破壊の危機に瀕しています

    ・越木岩神社境内奥に甑岩という磐座があり古代祭祀から続く信仰の場として大切にされてきました
    ・今破壊の危機にあるのは境内隣接地にある3つの磐座です。
    ・神社や地元の人たちが守ってきた共有地を戦後の厳しい時代、大学を設置するということであればと譲渡しました。
    ・大学の経営難によって第三者が購入し現在、3つの磐座以外更地になっています。
    ・当初の計画では磐座の保存を前提にしたマンション建設だったそうですが業者が約束を破棄し磐座を破壊して建設する計画へと変更してしまったのだそうです
    (http://white.ap.teacup.com/hakuto/2280.html )

    イワクラ学会で行っている磐座の保存を求める署名活動 最終締切5月31日
    http://iwakura.main.jp/news/20150419_news/newst_20150419.html

    また越木岩神社ブログでは電子署名サイトchange.orgにて署名を開始
    http://ameblo.jp/koshikiiwa-negi/entry-12022809803.html

    よろしかったらご賛同お願い致します。

    • ふとん屋@五代目 より:

      KUSUKOさん

      ご紹介有難うございます。昨今、ニュースで賑わせている件ですね。
      了解いたしました。

各種クレジットカード・PayPay対応

ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
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