『京都府北部最古の神社本殿建築』石田神社

2016年11月21日 / 丹波の神社, 神社・歴史

京都縦貫道綾部安国寺ICの直ぐ側にあります。
縦貫道を走っているとナビに何時も出てくるので
何時かは行かないといけない!とここ数年思っておりました。

 

それがまぁ!予想もしてない良い神社でした。
扁額も立派です。

 

1865

 

手水舎の所に昭和8年に書かれた由緒書が
ありましたがあまり詳しい事は解りませんが
石田神社の創建は治承年間(1177~80)頃である
事以外あまりよくわかりませんが歴史的な背景よりも
目を引くのが社殿です。1713年に建てられた切妻、平入、こけら葺、3間社、
流造り、千鳥破風、軒唐破風付。

 

1866

1867

 
京都府指定の貴重な文化財であるのですが
もっと凄いのがこちら、この社殿が建つ以前の社殿で
摂社の恵比須神社(西宮大神宮とも称す。西宮えびす神社からの御分霊?)の
社殿の様式はこの辺の神社では見たことがありません。

 

1869

 

見た目は胴葺きですしそんなに古くは感じられないかも
しれませんが石田神社に残る棟札から推察するに
延慶4年(1311年)に石田神社の本殿として建てられた社殿では
ないかと言われています。なんと鎌倉時代のものです!

 

切妻、平入、銅板葺、桁行3間、こういった様式の社殿は
この辺りでは見かけませんし彫刻もまた見かけるものではありません。
なんとなく神社っぽくないんですよね。どうも禅宗の様式が取り入れられてる
様で神社建築に取り入れられた早い例で、建築史上の価値は非常に
高いようで国指定の重要文化財に指定されています。

 

1870

 

何故、祭神に清和天皇や多田満仲が祀られているのか?
そう言えば、多田満仲の子、源頼光は大江山に住む酒天童子を
退治にやってきています。摂社の恵比須神社が西宮大神宮と
言われてるのか?気になる事もありますがとても
いい神社に巡り会えました(^^)

 

御祭神:清和天皇、六孫王経基、多田満仲
京都府綾部市安国寺町宮ノ腰18の乙  村社 石田神社

 

 

 

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“『京都府北部最古の神社本殿建築』石田神社” への4件のフィードバック

  1. いげのやま より:

    追加記事~・・・どうやら、今日の新聞で京都のスポット
    ポケモンGOでいろんな所に人を集めるようですよ~
    ここも、もしかして、レアなポケモン出現するかも~・・(笑)

    • ふとん屋@五代目 より:

      いげのやまさん

      それ楽しそうですね!たまたま我家の周りはポケスポットが
      集中しており、散歩をしながら回っておられる方も
      いらっしゃるようで!まだまだ熱は冷めそうにないですね

  2. いげのやま より:

    今京都市内秋の行楽地シーズンで平日も大渋滞~・・
    京都北部にも穴場スポット的な見どころたくさんありますね
    「京都府北部最古の神社」・・っていう部分もいいですね・・・

    • ふとん屋@五代目 より:

      いげのやまさん

      僕の行く所は紅葉が美しくとも殆ど、人とお出会いしません(*´艸`*)
      ある意味、穴場スポットなんでしょうか?

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営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
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羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
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