綿ふとんのお仕立て・仕立直し・羽毛リフレッシュ

えびすやの綿ふとんお仕立て

 

 

 えびすやでは国家資格保有者がお仕立てをさせて頂いております。最近は一見、職人さんが仕立てたように見えても成型綿で簡単に仕立てたものが増えてきていますが当店では昔ながらの製法で1枚づつ手仕事でお作りさせて頂いております。

 

  • 製作スタート!
  • サクサクと素早く綿を切ります
  • 繊維は縦横縦横と繊維方向をクロスさせ重ねます。この作業がヘタリにくさ、綿切れを防ぎます。
  • 市販品のキルティングのふとんは平たいですが職人手仕事のふとんは真ん中が嵩たかくなっています。
  • 角出しは重要な工程の一つです
  • シッカリとした弾力に仕上がっています。
  • 作業効率を最優先しすぎた簡易的な綿づくりは寝心地を損ないます。当店では全ての工程が手作業です。

 

 昔ながらの綿ふとんの良さは自然素材であること。シッカリと吸湿し干せばふっくらとし干した日のふとんはお日様の匂いがします。そして敷ふとんはシッカリと身体を受け止め、掛けふとんは肌によく添い、温もりのある寝具です。昨今では石油由来の素材のマットレスや敷ふとんがどんどんと幅を利かせ、量販店などで販売されているものの中には綿で出来たふとんはありません。

 

 

 人間は寝てる間にコップ一杯の汗をかくと言われていますが、石油由来のポリエステルは吸湿しません。夏場は蒸れやすく、冬は寝床内に籠った水分で身体を冷やします。えびすやは寝具は出来る限り、自然素材を使って欲しいと考えています。その自然素材の中で日本人が昔から使い続けてきたスタンダードな素材です。その歴史が物語る様に『仕立直し』というヘタッたふとんを再生させるシステムがあります。

 

 3年前に一級寝具製作技能士を取得いたしましたがまだまだ学ぶべきことが多く、全国グランプリ、内閣総理大臣賞を受賞している腕利き先輩職人に技術を学びながら少しずつ製作技術を高める事に精進しております。。


過去に製作した綿ふとんは寝具製作事例をご覧ください→こちら

 

 コシの強いインド綿を使用しています。男性の場合はインド産の綿でもインドコミラというより弾力の強い綿でお作りさせて頂いております

インド綿   敷ふとん(S) 29,000円~

 繊維長が長く、しなやかで身体になじみの良いメキシコ綿でお仕立てしております。 

メキシコ綿  掛けふとん(S) 22,500円~

※その他のサイズ、座布団・お昼寝ふとん等のお仕立てもしております。お尋ねください

 

 

えびすやの綿ふとん仕立直し


  • 側地を取り外し個別に製綿機に掛けていきます
  • 綿を解して、開綿機でさらい細かくしていきます
  • カード機で繊維方向を整えられたシート状の綿になります
  • 適度な大きさにカットされ折り畳まれた綿を袋詰め
  • この状態の玉綿からおふとんを仕立てていきます

 

  • ふとんが硬くてもペタンコ
  • 干しても膨らまない
  • 使っていない綿ふとんを有効利用したい
  • 側地が破れている
  • 使いやすいサイズに変えたい
  • 湿っぽくてカビ臭い

 

長年使い続けた綿ふとんは硬くなり、空気を含めなくなり暖かさが弱くなります。また敷ふとんは特にへたります。それを劣化し汚れた側地は新品に!中の綿は解し、スライドショーの様な工程でお預かりしたふとんの綿は個別管理を行ったうえで製綿機にかけ、シート状に戻します。綿の状態によって新綿を足して綿ふとんを再生させます。

 

昔から仕立て直しは何処のふとん屋でもしておりましたが段々とふとんを仕立てる職人さんが減っていき自店で仕立をするふとん屋は数少なくなってきました。1枚1枚、手仕事でお作りさせて頂きます。


 お作りさせて頂く前に綿の状態を見させて頂きます。打ち直しても綿が良い状態に製綿できない、仕上がり状態が良くならないと判断した場合はお客様仕立直しをおススメ出来ませんのでお断りさせて頂く事もございますがご了承ください

 

綿ふとんの仕立直しの価格について



 シート状に打ち直した綿+状態を見ながら新綿を足しながら綿入れをし、画像の様に和綴じの綿ふとんを へと仕立てて行きます。足し綿の量や種類、仕上げの綿量などによってお値段は変りますがザックリとシングルサイズの敷ふとんですと16,000円~17,000円台(税込)くらいのお客様が多いかと思います。仕立直しの場合はお預かりするふとんの綿の品質も状態もバラバラで製綿機に掛けた時の綿の目減りも各々、異なります。こういった理由でハッキリと
前もって価格を決める事が出来ませんがご了承ください。

 

羽毛ふとんの仕立直しについて


 

こんな時が羽毛リフレッシュのタイミング!

 

✅ふとんから羽毛が出てくる
✅サイズを変更したい
✅以前に比べて暖かくない
✅羽毛が偏ってきている
✅襟元に羽毛がない
✅サイズを変更したい
✅臭いが気になる
✅引っ掛けて破ってしまった(たばこなど)

 

 こういった場合羽毛の仕立て替えをおススメいたします。目安として10年近く使用した場合も仕立て替えのご検討をおススメいたします。長年使い続けることで生地から汗や皮脂が染み込み羽毛が絡み合って玉になったり、羽毛の羽枝が千切れ、嵩がなくなり保温力が低下します。羽毛が絡み合った場合はクリーニングでは元に戻りません。余計に絡むケースがあります。ご自身で判断が付きにくい場合は一度、ご相談ください。


 また、えびすやの羽毛ふとんの仕立て直しは少し異なります。既定のコースを選んで頂いてそれを規定通り仕立て直しをするのではなく、お預かりした時点で中身を取り出し羽毛の状態を診断します。何故、診断が必要かと言いますとお預かりしたふとんの羽毛は状態が異なります。場合によっては仕立て替えに適さない品質のもの、劣化の激しいものは仕上がりが良くならない、足し羽毛が多く必要になる事もあり、新調した方が良い場合もあります。

 

 

  • キルトを目打ちで解き、中の羽毛を取り出しチェックします
  • 長年の皮脂や汗で羽毛同士が絡まりあいダマになった状態
  • 粒が大きく状態も良いダウン
  • 殆ど使用していないロシア産ホワイトグース93%
  • ダウン率が低く、ダウンの損傷が激しくリフレッシュ不可
  • 状態の良いグースダウン
  • 羽毛が千切れファイバーになっているものが多い。劣化が進んでいる

 

 日本羽毛ふとん診断協会認定の羽毛診断士がスライドショーの様に中身を取り出しお客様の前で羽毛の状態を判断し、説明の上でどの様にするかとご相談をしながら決めて行きます。その時にご予算、サイズ、どんな事に困っているのか?どんな使い方?をするのかお聞きしたい事をご相談下さい。

 

こんな時が羽毛リフレッシュの価格について



○どんな縫製(キルティング)にするのか?
○どんな生地にするのか?
○どんな羽毛でどれだけ足し羽毛するのか?

 

 これらの要素で価格が決まります。基本的として元々の羽毛ふとんに使用している同等の生地、使用している羽毛の同等のもの以上をお勧めします。例えば、中身に関して重要性は凡そ想像がつくかと思いますが生地の品質を落とすと生地が重く、硬くなります。そうすると肌への感触が全然変わってしまいます。生地は重要な要素です。

 


 よくある『〇〇〇〇コース:39,800円!』といったキッチリと価格は出ません。と言いますのが羽毛ふとんの解体時のロス、洗浄時の目減り等で羽毛の減り具合、羽毛の劣化の程度などで必要な足し羽毛の量が変わってくるからです。キッチリとは予測できないからです。そして、基本的には最低でも現在使っている羽毛ふとん素材の品質を維持すること(先程も書きましたが品質を落とせば落とす程、価格は抑えられますが寝心地が悪くなりかねません)や現在、困っていること(寒い、重すぎる、身体に沿わない)をリフレッシュ時に解決させる事をお勧めしています。個々の寝具によって品質も異なれば劣化具合も異なりますので画一的な価格を設定することが難しくなります。ご相談時に価格や品質、改善方法などをご提案させて頂きます。

 

えびすやの羽毛リフレッシュの特徴

 
 羽毛の仕立て替えといっても様々です。その会社の技術の差であったり洗い方によってその差は大きく出てきます。えびすやでは日本羽毛製品協同組合の基準3段階で一番丁寧な仕上げであるプレミアムダウンウオッシュです。スチーム処理も取扱いしておりますが基本的に洗浄ではありませんので汚れが取れません。

ピュア ふとんを解体し、中の羽毛を個別 (袋に入れたものは除く)に専用 洗浄機で水洗いし、羽毛の汚れを 取り除き、必要に応じ足し羽毛を 施した後に、新しいふとん生地で 仕立て直し加工をしたものです。?
ダウ 水を使用して羽毛の汚れを取り除き、 必要に応じて足し羽毛を施した後に、 新しいふとん生地で仕立て直し加工を したものです。ただし何れかの行程で ふとんの解体を行います。
鋸 ふとんを解体し、中の羽毛を洗浄せず (スチーム処理を含む)、必要に応じて 足し羽毛を施した後に、新しいふとん 生地で仕立て直し加工をしたものです。

日本羽毛製品協同組合様より抜粋

 

 同じ仕立て替えでも完全洗浄を行うプレミアムダウンウオッシュ仕上げと汚れたふとんの側時を交換する側地交換仕上げとは内容も仕上がり価格も全然異なります。ドイツ製の羽毛専用洗浄機羽毛専用の高温乾燥器を使い下記のように

 

 

解体→除塵→洗浄(水洗い)乾燥→除塵→側地に充填→仕上

 

 

 丁寧な工程で壊れたダウンなどの埃は洗浄前と洗浄後に2度しっかりと行います。羽毛専用洗浄機や乾燥機での仕上げはふとんの状態のままでの洗浄や乾燥行うもの、スチームをあてるだけのものとでは羽毛の開き具合が全然異なりふっくらと仕上がり嵩が出ます。

 

 

 

 えびすやの扱うプレミアムダウンウオッシュは上の写真のドイツ製の羽毛専用洗浄機を使用しています。ふとんのまま普通の洗濯機で、ふとんから取り出して袋に入れて洗濯機で洗浄し乾燥までさせる仕様もよくありますが、洗浄が行き届きにくく、乾燥時に羽毛がしっかり開きません。

 

 

 高温の乾燥マシンで150℃で乾燥させます。袋の中ではない専用機ですので羽毛がしっかりと開きふんわりとカサが出ます。(単に高温で乾燥させるのではなく羽毛のもつ工程水分率に合わせて乾燥します。(乾燥させ過ぎるとカサはよく出ますが羽毛が壊れやすくなります)その後もう一度、除塵をし壊れたダウンなど夾雑物を取り除き綺麗にします。

 

 

 無駄に羽毛を詰めることはしていません。ふっくらと見えると一見暖かそうに見えますが実はフィット感が悪く身体に沿わないので隙間が出来やすく冷気が入り込みます。えびすやの考えは縫製、充填量の工夫で無駄に詰めず保温性を高める事を考えてます。一般的な羽毛ふとんに比べてマス目が細かく身体にフィットしやすいのが大きな特徴です。通常マス目の数はシングルサイズで4x5(20マス)ですが当店では5x6(30マス)以上でお作りしております。
宜しければ寝具製作事例にて羽毛リフレッシュの記事がございますのでご覧ください。


 

各種クレジットカード・PayPay対応

ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

LINK

 

 

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