寝具製作事例No.161『20年を超えた羽毛ふとんの再生』
2021年6月25日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 羽毛製品
羽毛ふとんの年数が長かったり
側地の汚れが酷いともう、リフレッシュできないと
諦めてしまうケースがあります。
確かに汚れが酷くなればなるほど
使用年数が経てばたつほど羽毛が衰えていきますが
十分に再生可能なケースがあります。
今回お預かりした羽毛ふとんは
二十数年の使用ですが元々の羽毛の品質が高く
マザーグースクラスでした。そして、
劣化も使用年数の割には進んでいません。
ですので使用年数や汚れだけで
使えないと諦めずに一度、弊店にご相談ください。
特にマメにメンテナンス(カバーの交換、干す)を
されている場合、元の品質が高い場合などは
リフレッシュが可能なケースが案外多いです。
ご持参くださいましたら
目の前で羽毛を取り出し、状態、品質などを
解説をさせて頂きます。それを踏まえて
生地や足し羽毛、縫製方法などをどうすれば
良いかをお話しながらご提案させて頂きます。
この時によくあるのですが
費用を抑える為に側生地のグレードを
今よりも落とす事を希望されるケースが
ありますがあまりお勧めできません。
羽毛ふとんは中身の羽毛だけで寝心地が
決まるのではなく側生地の質によって
肌沿いや全体の重さなどに影響してきます。
生地も重要な要素ですのでそれを
踏まえて生地選びをされると良いかと思います。
今回のリフレッシュは羽毛の品質が高く状態が比較的良い事
ダブルサイズx1、シングルサイズx1をシングルサイズx2枚に
するため足し羽毛の量を抑えられる事と中身が同じですので
一緒に洗浄を行う事で作業工程を減らしコストを抑えることが
出来るので同じものをシングルサイズからシングルサイズで
リフレッシュをするよりも価格は抑えられます。
仕上がりが楽しみですね!
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