『丹後にある2つの天女のやすらぎの地』奈具神社

2015年12月22日 / 丹後の神社, 神社・歴史

久しぶりの神社の話です(^^;
ハクレイ酒造さんへ寄った帰りに前々から行きたかった
由良の奈具神社へ寄ってきました。通りから離れた所に
あるので分かりにくいんです。探しても探しても場所が解らなかったんです。

 

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由良のメインストリートから参道が始まります。
ここより、少し先に大きな由良神社が有ります。

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僕の好きなロケーション。
参道を京都丹後鉄道の線路が横切ります。
ココを渡り山の手へ向かうと

 

1298

 

弥栄町船木にある奈具神社と主祭神は同じ豊宇賀売命です。
丹後国風土記に出てくる奈具社の論社にあたる神社です。

名前はやすらぎを意味する「奈具志久」に由来するそうだ。
京丹後市弥栄町船木になる奈具神社からの勧請されたと言われていますが
僕も個人的にはそうじゃないかな?と思っております。

 

丹後国風土記にでてくる奈具社というのは
比治の真奈井に降りた天女の羽衣を和奈佐の老夫婦が
隠してしまい、天女は天に帰れなくなりました。
そして、子供のいない老夫婦は天女にこの地にとどまるよう
懇願され、比治の里の老夫婦の元に残ることになった。

 

そこで天女は素晴らしい酒を作った。いっぱい飲めば
万病に効くという。天女のおかげで老夫婦は大きな財を
成したが『私達の子ではない!』と追い出してしまう。

 

露頭に迷った天女が行き着いたのが奈具の村。
ここが天女にとってのやすらぎの地となったそうだ。

この話は丹後国風土記に出てくる奈具社の祭神に
纏わる伝承の話です。

 

1300

 

拝殿には冬支度がなされています。

 

1301

 

どなたの作かは解りませんが素晴らしい彫刻です。

 

1299

 

ここを車で突っ込むかたいるんでしょうか?(^^;

 

 

御祭神 豊宇賀売命
京都府宮津市由良宮ノ上3537-1  式内社 奈具神社

 

 

 

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