羽毛ふとんの状態を見て貰えませんか?

2026年5月2日 / 寝具のこと, 掛ふとん, 羽毛製品

お客様から『今、使っている羽毛ふとんの状態ってどうなのか見て貰えませんか?』とのご相談。ふとんは中身が見えないのでどんな品質のものが入ってるのかも、どんな状態になっているのかもわかりません。ある意味、ブラックボックスですね。口を少し開けて中を取り出してみますと…。  

 

 



パッと見たところ、大粒の芯のある良いダウンがあるように見えますが…。



 

大きな塊を分解するとこんな感じになりました。一見大きく見えたのは羽毛同士が固まり玉になっていたんですね。雪だるまを作る時をイメージしてみて下さい。最初は小さな雪玉が雪の上を転がせばどんどん大きくなりますよね?その状態がふとんの中で起こっている訳です。

 

 

これは羽毛が皮脂や汗でベトツキ始めて、それが摩擦によって絡み出し、徐々に大きくなったものが先程のパッと見、大きく見えたダウンです。これが進行していくとふとんの中でゴロゴロと玉が大きくなり、そして数も増えていきます。最終的には羽毛の羽枝(毛足)が千切れ、羽毛が痩せていきます。やがて最初ふっくらとしていたものがペタンコになり保温力が状態になっていきます。   これは徐々に羽毛が玉になり始めてきている初期段階でまだ絡みがきつくないので早めにリフレッシュ(ふとんを解体し完全洗浄をします)をすれば回復します。この絡みが見られる原因は汗や皮脂汚れの他にキルトのマス目と充填量のバランスが悪く羽毛が動き過ぎていること(これが羽毛が絡み合う原因に)をお伝えさせて頂きました。

 

 

   実は新品の羽毛ふとんを作るよりも傷みが出始めてる羽毛ふとんをリフレッシュで作り直す方が難しいのです。新築の家を建てるよりもリフォームの方が技術がいるのと同じ様な感じじゃないでしょうか?『解体して洗浄して、決まった側生地に、決まった量だけ羽毛を入れて終わり!』だけするならばそんなに難しくないのです。『羽毛の質と状態を見ながら、今の問題点を出来る限り解決しして寝心地を良くしよう』とするならば難しいのです。シッカリと見立てをする必要があります。    

 

 

羽毛ふとん・枕・綿ふとん、オリジナル寝具オーダー等の製作事例は⇒こちら 1人1人の身体に合わせ寝易くする寝具調整の事例は⇒こちら

 

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大寒に近づけば丹後も冷え込みます。羽毛ふとんの問い合わせ

2026年1月21日 / えびすやにあるもの, 掛ふとん, 羽毛製品

今冬は暖冬といわれていましたが今週いっぱい強烈な寒波が襲ってくるらしい…。ニュースでそういわれていますが用心は必要だとしても煽りすぎはどうかと(^^;僕が子供の頃なんかもっともっと降っていました。その雪が今降るととんでもない大雪って言われるんでしょうね。

 

 

 

さて、昨日の夜はかなり冷え込みましたがそれのせいでしょうか。今朝はちらほら羽毛ふとんのご相談が御座いましたのでこちらでまとめてみようかと思います。

 

 

 

 

 

 

お問い合わせを頂く時になんとなく感じるのが量販店で売られているものをベースにされてるのかな?と思うことがございます。基本的に量販店で売られているものの特徴として

 

 

 

◎側地がポリエステル ◎升目が粗い ◎羽毛の量が少ない

 

 

 

これはある意味、価格を下げる事をベースに考えて作られています。ある意味においては企業努力でもあるかと思います。弊店は側地は綿100%のものばかりを扱っていますがそれに対してポリエステルは安価で軽いので羽毛を少ししか入れなくてもそれなりに膨らみます。側地の升目を粗くするのも安価につくからです。羽毛の量が少ないのもそういうことです。作り方が価格を抑えることをメインに考えらているので当然、羽毛もそんなに良いのが入っていないんじゃないかと思います。

 

 

 

それに対して、弊店の羽毛ふとんは値段を比べると高いかと思います。この真逆をやっています。綿100%キルトを細かく、羽毛は多めに。出来る限り良いものをと考えてオリジナルの仕様で作ってもらっています。

 

 

 

 丹後は今でこそ、雪はあまり降らなくはなりましたが一応、寒いとされる地域です。単に多ければよいという訳ではありませんが保温力を高める為にはそれなりに羽毛の量は必要です。升目を細かくする意味はフィット感を高め、熱を逃げにくくすること。側地がポリエステルだと通気が悪く、吸湿性もありませんので羽毛の湿度を調節する機能が活かされていない。       (生地にオリジナルの加工を施している羽毛ふとん)

 

 

 

 そして、もう一つ重要なこと。寒さを感じる原因の一つに敷ふとん(敷パット)に問題がある場合。人間の背中って寒さ、暑さ、蒸れを感じ取るセンサーです。ここが寒さに反応しているわけです。敷ふとんがダメだと羽毛ふとんを凄く良いものにしたとしてもそこまで暖かさを実感できないこともあります。そこまでグレード高いものではありませんが昨シーズンからムートンシーツを使っておりますが凄く暖かくなりました。これもその1例です。

 

 

 

 この時に安易に電気毛布を使うのはおすすめ出来ません。。。手軽に暖かくできるのですが。その理由は自律神経が乱れるからです。本来、深い睡眠に入る為には深部体温を下げる必要があります。ところがその時に加温してしまうと深部体温が下がらず、深い眠りに入れません。また、素材もポリエステルやアクリルなどの化繊なので吸湿性がありません。僕は出来るだけど自然素材のもので熱を逃がさない様にして暖かい寝床にする方が良いと思っています。

 

 

 

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綿ふとんのススメ

2026年1月14日 / えびすやにあるもの, 寝具制作事例, 掛ふとん, 綿製品

   綿ふとんって過去のふとんだと思っていませんか?確かに寝具売場では見かけません。(今の寝具売場はウレタンやポリエステルなどの化学繊維メインですし)綿ふとんを扱っているのは弊店の様な小さなお店が大半です。

 

 

 

 綿ふとんは丁寧に作れば作るほど手間が掛かり、大量生産に向いていません。なので専門店での取扱が中心になっていて、若い方の中には綿ふとんで寝たことがない。旅館やおばあちゃんの家でくらいしか寝たことがない方もいらっしゃると思います。お孫さんが来るからふとんを仕立て直して用意したら、お孫さんがそのまま持って帰るという事が弊店のお客様からよく聞く話です。今までの化学繊維メインの寝具とは違う自然素材の良さを体感したからです。身体は正直なので実感するんですね。成長期で汗をよくかく子供さんにとっては適していると思います。

 

 

 

私自身がふとんを作り、扱っていて感じるのは機能性を考えると結構、リーズナブルだと思うのです。汗を吸収するだけではなく。綿ふとんを新調すると空気をよく含むので保温性があり結構暖かいんです。そして敷ふとん用のインド綿を使えばしっかりと身体を支えてくれるので寝心地も良い、そして、ヘタれば再生、サイズや厚みなどのリフォームが可能。なかなかよくできてるんですよ。下手な化学繊維系の寝具を使うくらいなら綿ふとんをお勧めします。また、他の寝具との組み合わせで綿ふとんの良さが引き出されることもあります。

 

 

 

 今一度、綿ふとんにも目を向けてみて下さい。おすすめします!

 

 

 

 

 

 

メキシコ綿と軽量の柔らかい生地で合い掛ふとんを作ってみました。風合いが柔らかいので肌によく添い、フィット感があります。合い掛けふとんとは冬と夏の間の季節用のふとんなのですが空調がしっかりしているところで寝るのであれば合い掛けふとんでも大丈夫です。重さもかなり軽減されます。ガーゼカバーと相性が良いですね!

 

 

 

綴じ方は作る職人さんによるのですが僕は羽毛ふとんの様な升目が浮き上がるような形の綴じ方をします。詳しいことはわかりませんがこれは関東系の職人さんがよくされるやり方の様です。2026年も更に精進してより良い綿ふとんを作り続けますので皆様、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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ふとんのえびすや
京都府京丹後市峰山町呉服6
(京都銀行峰山支店前)
定休日:ほぼ無休(不定休)
※御来店前に連絡を頂けると幸いです
営業時間:AM9:00~PM7:00

 

 

Gamada Hidemasa

 

睡眠や寝具の事はプロの目線で、丹後の神社や
歴史の事はよく理解せず書き綴っております。
寝具製作技能士、上級睡眠健康指導士
羽毛診断士(ダウンプロフェッサー)等の
資格を持ってます。お気軽にご相談下さい。
お越しの際には連絡を頂けると幸いです。

 

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